歯周炎と歯肉炎のちがい🦷

こんにちは!歯科助手の山家です💎
私の地元は桜が満開になって、気分はすっかり春です🌸
このご時世でお花見はなかなかできませんが、通勤時に楽しもうと思います✊

今日は歯肉炎と歯周炎の違いについてお話したいと思います!
みなさん歯周病という病気はよく聞いたことがあると思いますが、実際どういった病気なのでしょうか?歯茎によって支えられていると思われがちな歯ですが、実は歯槽骨という骨によって支えられています。歯周病は自覚症状がないまま進行することが多いです。これを放っておいてしまうとどんどん進行して、歯の骨が溶かされていって最終的には歯が抜けてしまうといった怖い病気なのです😱
歯周炎から歯肉炎といった順に症状が進行していくのですが、主な違いとしては、歯を支えている骨が溶けているかいないかです。

歯肉炎のはじめの方の段階ではまず、プラークが歯の表面についていることによって、歯ぐきが赤く腫れて炎症を起こしたり、ハミガキをする際に出血するなどの症状があります。
改善方法としては、プラーク・歯石を落とすことです。プラークは比較的柔らかい汚れですので、歯ブラシで落とすことができます。ですが、そこから水分がなくなって、固い歯石という汚れになるとハブラシで落とすことは出来ません。なので、定期的に歯科医院にきていただいて歯石をとっていく必要があります。

歯周炎は歯ぐきが腫れたり、出血するだけでなく、プラーク・歯石によって歯を支えている骨が溶かされたために歯がグラグラしたり、歯が長く出っ歯に見えるような症状です。
歯周炎になると、歯を支えている骨が溶けてしまうので「歯周ポケット」という歯と歯ぐきの間の溝の深さがどんどん深くなります。それによってプラークが歯周ポケットに溜まりやすくなり、普通のハミガキではプラークを取り除くことができなくなります。そのため、歯科医院で治療を行わなければ症状が悪化し、最終的には歯が抜けてしまいますので注意が必要です!!

歯周炎か歯肉炎かを見分けるためには、歯科医院で歯ぐきのチェックをしましょう。「歯周ポケット」を測ることによって今の歯ぐきの腫れ具合、歯を支えている骨の状態がわかります。

歯が痛くなったら歯医者に行こうと考えている人が多いとは思います。ですが、定期的に通ってお口のおそうじをすることで予防できる口の中の病気もたくさんありますので、自分の歯の将来のためにもぜひ定期的に歯医者さんに通ってくださいね🙌