子どもの虫歯について

こんにちは✨歯科衛生士の畑山です😁

今回は子供の白い虫歯についてご紹介いたします!

虫歯の原因は?

虫歯の原因は、「歯の質や唾液の質や量」「糖質(砂糖など)」「細菌(ミュータンス菌)」の3つの要素があり、この3つの要素が重なると、だんだんと虫歯の発生につながっていきます。
乳歯や生えたばかりの永久歯は、未成熟で弱く虫歯になりやすいので注意が必要です。
また、虫歯の原因菌(ミュータンス菌)は糖質(砂糖)を材料として、歯を溶かす酸を作るので、ジュースや甘いおやつをたくさん食べたり、だらだらと食べていたりする子供は、虫歯になりやすいので気をつけなければなりません。

なぜ虫歯なのに白いのか?

健康な乳歯は表面に透明感があり、ツヤツヤして透き通った白色をしています。
しかし、虫歯になってしまうと、ツヤツヤとした透明感のある歯質が、部分的に白くボソボソとしたように見えます。これは、歯の表面がミュータンス菌の出す酸によって溶け始めてしまうからです。

虫歯について

初期の虫歯は歯の表面が溶けて脱灰(だっかい)している状態です。この状態のときは、まだ再石灰化の力でもとに戻せる可能性があります。
しかし、そこから進んでいってしまうと、歯を削って治療しなくてはなりません。浅いむし歯だと麻酔をせずに治療することも可能ですが、進行してしまったむし歯は痛みがでる可能性があるので麻酔が必要です。
神経にまで達する虫歯は、その時の状態などで根っこの治療をしたり、抜歯をしたりします。

子供の虫歯を放置するとどうなるのか?

子供の虫歯を放置すると以下のようなことが起こりますので、注意しなければなりません。

①偏食になりやすい
②顎が十分に発達しない
③虫歯になりやすくなる
④大人の歯の歯並びにも影響がでる
⑤大人の歯の発育の妨げになる

乳歯で虫歯になりやすい部分は?

乳歯で虫歯になりやすい部分は以下の通りです。

奥歯の歯と歯の間や、溝の部分

奥歯までしっかりと歯ブラシを届かせて磨いてあげても、汚れを落としにくいのが奥歯の溝の部分と、歯と歯の間です。歯と歯の間は、フロス(糸ようじ)を使うと簡単に汚れを除去することができます。

上の前歯の歯間、歯と歯茎の境目

0歳~2歳ぐらいの時期は、上の前歯が虫歯になりやすい時期です。哺乳瓶でミルクや甘い物を飲ませることで虫歯になりやすくなります。
また、哺乳瓶で飲んだあとにすぐ寝かしつけてしまうと、全体的に虫歯になるリスクが上がってしまいます。

歯と歯茎の境目

歯と歯茎の境目にも、汚れや食べカスが溜まりやすいので虫歯になりやすい部分となります。歯と歯茎の境目のブラッシングを嫌がる子もいるので、しっかりと歯を磨けていないことがあります。

虫歯は予防が大切です!

むし歯にならないためには、予防がとても大切です。特にこどもの歯は、むし歯の進行がはやいので、自宅で出来るセルフケアと、歯医者さんでのケアが大切になります。