歯周病予防の歯磨き

こんにちは。
歯科衛生士の澤谷です。

1月も終わりになりますが、変わらず冬の寒さが続いていますね。
年末年始は実家の秋田県に帰省しましたが、なんと積雪が100cmを超えていました😰
雪国出身ですがとても寒がりなので、ほとんど外に出ず、家の中で過ごしていました。笑

仙台に戻ってきたときに雪が全然なくて、逆にびっくりしてしまいましたが、風が冷たいのでやっぱり今も休みの日は家の中が一番になっています…笑
もう少し暖かくなってきたら、新しい服などを買いに外に出たいと思います。

さて、今回は歯周病を予防する歯磨きの仕方についてです。

皆さんは歯周病を予防する歯磨きの仕方があることをご存知でしたか??

まず、歯と歯茎の境目のわずかな隙間を「歯周ポケット」と言います。
この隙間にプラーク(歯垢)がたまり始めると、プラークの中の歯周病菌によって、歯茎に炎症が起こります。
歯茎の炎症が大きくなり、歯周病菌が歯を支えている組織(歯周組織)に侵入することで、歯周組織が徐々に破壊され、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

歯が抜け落ちてしまう最大の原因は、虫歯よりも歯周病とされています。

歯周病の予防をするために私達ができることは、「歯周ポケット」のプラークを落とすことです。

歯周病予防に効果的なブラッシングの方法は、「バス法」です。
「バス法」とは、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45°の角度で当てて、
①軽い力で、②小刻み(5mmくらい)に磨くブラッシング方法です。

 

また、歯間清掃用具は歯ブラシと合わせて使うとよりいっそう効果的です。

〈デンタルフロス(糸ようじ)〉
歯と歯の間に歯面の沿って、ゆっくりと斜めに挿入します。
歯の側面をこすりながら2〜3回上下に動かして、歯と歯の間の汚れを取ります。

このときに、歯と歯の間にフロスを入れてすぐに抜いてしまう方もいますが、それだけだと歯の表面の汚れしか取れないのです。

正しいやり方は、フロスを歯と歯の間に入れたら、そのまま歯面に沿わせたまま歯と歯茎のわずかな隙間(歯周ポケット)にそっと入れ、汚れをかき出すように上下に動かします。

そうすることで、歯周ポケットの中のプラークを落とすことができます。

〈歯間ブラシ〉
年齢とともに歯茎が下がってくると、歯と歯の隙間も大きくなってきます。
その場合はフロスよりも歯間ブラシを使いましょう。

歯茎を傷つけないように、歯と歯の間に静かに挿入します。
ブラシを水平にして、ゆっくりと前後に2〜3回動かし清掃します。

歯間ブラシは様々なサイズがあります。
自分に合った歯間ブラシを知りたいという方は、定期検診などで歯科医院に行く際に気軽にスタッフに聞いてみましょう。