歯周病と生活習慣の関係

みなさんこんにちは!歯科助手の山家です!
長期休みでついつい食べすぎてしまい、体重計に乗るのが怖くて仕方ないです😓 2021年こそは痩せたいなと思っていますがまたそう言って1年すぎそうな気もしています😂


今日は歯周病と全身の健康の関係についてお話していきたいと思います!
歯周病の原因はプラークと呼ばれるいわゆる歯垢ですが、糖尿病などの全身の病気や、生活習慣病などが歯周病を引き起こしたり、悪化させる原因(リスクファクター)になっていることがわかってきています。歯周病も生活習慣病のひとつとして認知されているのです。
歯周病を予防、改善していくためには口腔清掃はもちろん、ライフスタイルを見直して生活習慣病を予防し全身の健康状態を整えていくことが重要です。

では、歯周病を悪化させる原因にはいくつかあります。

〇糖尿病→血糖値が高い状態が続くと、白血球の機能が低下して細菌に抵抗できなくなるため、歯周病が悪化しやすい状態になります。

〇喫煙→喫煙は血管を収縮させて、歯肉の血行不良をひきおこします。そのため、見かけの歯肉の炎症は少ないのですが、歯周病細菌に対する抵抗力を低下させて、歯周病を重症化させます。また、タバコに含まれるニコチンは歯周治療によって生じた傷口の治りを悪くします。

〇ストレス→精神的ストレスにより中枢神経が影響をうけ、生活習慣(ブラッシング、喫煙、食生活など)を変化させ、歯周病を悪化させることがあります。

〇薬の長期服用→長期服用することによって歯肉の増殖を引き起こす薬があります。抗てんかん薬(フェニトイン)、免疫抑制剤(シクロスポリンA)、降圧剤(ニフェジピン)などです。ですが、この薬を服用してる人全てが歯肉増殖をひきおこすわけではありません。また、増殖の程度は個人差が大きいです。

〇性ホルモンの不調和→思春期や妊娠等、更年期など、性ホルモンのバランスが崩れる時期に、歯肉の炎症を引き起こしたり、悪化させることがあります。

〇遺伝→遺伝的に細菌に対する抵抗力が強い人と弱い人がいます。重症の歯周病にかかっている方のいる家系では、とくに歯周病予防の注意が必要です。

〇食習慣→砂糖摂取の過多、咀嚼の不足は、歯周病の原因であるプラーク(歯垢)を増殖させたりつきやすくします。不規則な食事、栄養の偏りは全身の健康に悪影響を与えます。

こういった普段の何気ない習慣が歯周病の悪化に繋がっていくこともありますので、がんばって規則正しい生活を心がけましょうね!