生まれてくる赤ちゃんのために

皆さんこんにちは♪

かさはら歯科医院、歯科衛生士の横澤です。

もう間も無くで今年も終わりますね。

皆さん、今年やり残した事はないですか?

今年はコロナの影響もあり、なかなか不自由な生活でできなかった事も多いのではないでしょうか。

しかしながら、私はこの様な不自由な状況だからこそ新たに学べたこともありました。

いつ、何が起きるかわからないからこそ、今できることをしなければと思います。

さて、本題に入ります。

今日はこれからお子さんを迎える妊婦さんに知っておいて欲しい内容です。

子供の歯はいつできると思いますか?

実は、子供の歯(乳歯)の芽は、妊娠中に作られます。妊娠7週目程で口の形ができると言われておりますがそのタイミングで歯も作られるのです

ちなみに大人の歯(永久歯)も妊娠中、8週目〜11週目で作られると言われています。

つまりは、お子さんの丈夫な歯を作るのはお母さん自身なのです。妊娠期からの健康管理と、バランスの取れた栄養管理が重要です

では具体的に歯に必要な栄養素をご紹介します♪

歯の基礎をつくる

・たんぱく質:魚、卵、牛乳、豆腐

歯の石灰化を助ける(歯を硬くする)

・カルシウム:ひじき、チーズ、小魚

・リン:米、牛肉、豚肉、卵

歯の表面(エナメル質)をつくる

・ビタミンA:レバー、緑黄色野菜

歯の表面の内側の層(象牙質)をつくる

・ビタミンC:ブロッコリー、いも

カルシウムの代謝や石灰化に影響

・ビタミンD:卵黄、さけ、いわし、干し椎茸

妊娠中から、栄養バランスを心がけることで、歯も丈夫で、健康で元気なお子さんをお迎えすることを願っています♪

赤ちゃんの初めの子供の歯(乳歯)は8ヶ月くらいで生えてきます。

最初は歯ブラシによる歯磨きを嫌がることともあるので、ガーゼみがきからはじめ、慣れてきたら歯ブラシを使う様にしましょう。

大切なのはこの"歯磨きデビュー”を上手に行えるかです。赤ちゃんが、歯磨きに良い印象を与え、好きになってくれることがポイントです。

無理に押さえつけたり、歯磨きが痛いと、歯磨きが怖いもの、痛いものというイメージになってしまい、歯磨きを嫌がる理由になります。

楽しい歯磨きの歌を歌ったり、赤ちゃんの好みの果物の味のジェルを使うなど、少しでも良いイメージを与えられる様に工夫しましょう!

また、子供の歯(乳歯)が生えてきたら、歯医者さんでフッ素を塗ることで、強い歯を作りましょう

フッ素は生えたばかりの歯ほど効果的です。

年に数回、歯医者さんで濃度の高くより効果のあるフッ素を塗る他に、お家でもフッ素が含まれている歯磨き剤を使うことをオススメします♪

引用:宮城県歯科医師会

東北大学大学院歯科学研究科監修