子供の歯のむし歯の特徴 〜11月・②〜

皆さんこんにちは😃✨

歯科衛生士の井上です!!

今回のテーマは、『子供のむし歯の特徴』です。

当院にも多くのお子さんが通って頂いてむし歯にならないよう、口腔内のケアやフッ素を塗布していますが普段から見てる親御さんが子供の歯を守るために知っておくことを紹介しておきます。

●子供の歯は厚さが大人の歯よりも約半分です

●子供の歯は有機質が多く、結晶のサイズが小さいのが特徴です

その結果、子供の歯の硬度は大人の歯よりも低く、子供の歯はむし歯になりやすく、進化も早いです。

〜子供の歯の特徴〜

①歯と歯の間に出来やすい

子供の歯のむし歯の多く出来やすい所は、奥歯の歯と歯の間です。奥歯の歯と歯の間は面で接触しているため、見た目では分かりにくくむし歯が進行しても気付くのが遅れ、突然穴が開きます。

レントゲンを撮って初めて気づくことも多いのです。

→日頃から歯と歯の間を歯ブラシとフロス(糸ようじ)を使用し、念入りに手入れしましょう!!

②子供の歯のむし歯は黒ではなく白いことが多い

子供の歯のむし歯は、白いことが多く、むし歯になっても保護者には分かりにくく進行しています。子供の歯は、歯が柔らかいので早く進行する白いむし歯が多いのです。

→定期的に検診に来て頂き、歯科医師に確認してもらいましょう!!

③痛みが出にくいのでむし歯の進行に気づきにくい

子供はまだ痛みの感覚が発達しておらず、痛みがあっても気づきにくいのでむし歯が大きく進行してしまうことが多いのです。むし歯の痛みで感じるよりも、むし歯の穴に食べかすが詰まり、歯肉が腫れて痛い場合が多いです。痛みは日差があり、子供が痛いと言っても次の日には治り、見過ごされてしまうことがあります。

→1度痛いと言ったら、1度歯科医院に診てもらうことをお勧めします。

④子供の歯はエナメル質が薄い

子供の歯は、エナメル質は大人の半分しかないのでむし歯の進行が早いです。エナメル質にとどまるむし歯であれば再石灰化で治る可能性がありますが、象牙質まで入るとむし歯は一気に広がってしまいます。

→進行しないよう、定期的にフッ素を塗布して歯を強化しましょう!!キシリトールのタブレットを噛むのをオススメします!!

当院で購入出来るタブレットです↓

⑤子供の歯はむし歯になると神経まですぐに進行してしまう

子供の歯は神経が大きく、エナメル質と象牙質の厚みが薄いためにむし歯になると直ぐに神経まで進行します。子供の歯は神経があることによって大人の歯との交換期をスムーズに進めます。そのため子供の歯の神経は大きく、むし歯になるとすぐに神経まで進んでしまいます。

→神経の手入れをした子供の歯は、大人の歯の交換期が遅い場合があるので定期的に歯科医院で診てもらいましょう。

このように子供の歯のむし歯は特徴があるので、定期的に歯科医院で診てもらいましょう!!

お家では、ケアを徹底しましょう!!

 

それでは、また👋