歯科衛生士の横澤です。
最近はもうすっかり涼しくなって、最近は夜は暖房をつけるような時期になってまいりましたね…
10月といえばハロウィンですね👻
当院では10月の下旬になりますとハロウィンバージョンに一部の診療室を装飾します🎃
また、10月31日に来院してくださったお子様に対して”虫歯にならないお菓子”をお配りしたり、キッズクラブに入会されてるお子さんはハロウィンの衣装でお写真をお撮りしています👼♡
今年はどんなお菓子か…お楽しみに♪
是非当院でもハロウィンを味わってください!
さて、今回は、妊娠中の女性に関するお口の管理についてお伝えしようと思います。
「妊娠中であるからといってお口の状態が変わるの?」と疑問に思った方もいるかもしれません。
はっきりと言います、大きく変わります。
妊娠中は歯周病にかかりやすいのです。
ではどのように変わり、歯周病になりやすいのでしょうか?
〜〜〜〜〜〜妊娠中のお口の変化〜〜〜〜〜〜〜
・妊娠初期のつわりにより、ハミガキができずに口の中が不衛生になる。
・妊娠による味覚や嗜好の変化により、食べ物の好みが偏り食事も不規則になり免疫も下がる。
・ホルモンバランスや唾液の量の変化により、歯茎に炎症を起こしやすくなる(妊娠性歯肉炎)
・女性ホルモン(エストロゲン)を好む細菌により、歯茎が腫れやすい。
・胎児の成長に伴い、栄養が胎児に奪われる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以上のような様々な理由によって妊娠中は
歯周病になるリスクが大きく上がります…😈
妊娠中の女性が歯周病である場合、早期低体重児出産のリスクが7倍も高まります。
ここが1番怖いところです。
生まれてくるお子さんを守るためにも妊娠中はお母さん自身のお口の管理がとても大事になります。
ではそうならないためにどうしたら良いいのでしょうか?
〜〜〜〜妊娠中、歯周病を防ぐためには…〜〜〜〜
・体調がいい時にはしっかりと歯を磨く
・どうしても歯が磨けない時はガムを噛んだり、洗口剤で口を濯ぐ
・妊娠前か、安定期である妊娠5〜7ヶ月の間に歯科治療、口腔管理(歯石とり)をうける
・妊娠前から定期的に歯科検診を受け、治療が必要な歯がないか、診てもらい必要な場合は、治療する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
また産後も、出産による疲労や、育児の忙しさと疲れによってお母さんの口の状態は悪くなりやすいです。
その状態で、生まれてきた赤ちゃんと、回し飲みや、箸の共有などをしてしまうと、お口の中に歯周病菌のいなかった赤ちゃんに対しても、
お母さんの歯周病菌がうつってしまいます。
歯周病は感染症です。
お子さんを授かる皆さん、小さいお子さんのいるお母様、一度自分のお口の管理にも目を向けてみましょう。