皆さん、こんにちは♪( ´▽`)
歯科衛生の井上です!!
もう、あっと言う間に9月ですね!!
去年の今頃は、結婚式の準備で追われていたことを思い出します!!
結婚式でネイリストさんにやってもらったのがお気に入りなのでその画像を皆さんとシェアしたいと思います↓↓↓
さて、今回は『唾液について』説明していきたいと思います!
お口の中は常に唾液で潤っています。
1日に分泌される唾液の量は通常1〜1.5リットルもあり日中に多く、夜は少なくなる傾向があります。
食事や会話、味覚などの刺激によって増えるという特徴もあります。
唾液を分泌するのは唾液腺という組織で小唾液腺と大唾液腺に大別されます。
小唾液腺は、5つあります。
主なのは、大唾液腺の3つです。
①耳下腺
耳たぶの前下方、上の奥歯あたりにある最も大きな唾液腺。サラサラとした漿液性の唾液を分泌する
②舌下腺
下顎の内側、舌のつけねあたりにあるサラサラとした漿液性の唾液と、ネバネバした粘液性の唾液の両方を分泌する
③顎下腺
耳下腺の下方の、顎の内側にある漿液性と粘液性の唾液を分泌する
そして、唾液には主に8つの作用があります。
①食塊形成作用
食べ物を混ぜ合わせて食塊をつくりやすくし、咀嚼や嚥下をスムーズにして味を感じやすくする
②潤滑作用
唾液で口腔全体を潤して、舌や歯、筋肉の動きをなめらかにし咀嚼や嚥下、発語をスムーズにする
③消化作用
唾液中にはアミラーゼという消化酵素が含まれており、デンプンを麦芽糖に分解して消化を助ける
④洗浄作用
天然の洗口剤のような役割。口腔内の食べかすを洗い流し、口腔内を清潔にする
⑤抗菌作用
唾液に含まれている抗菌物質が、細菌の繁殖を抑える
⑥緩衝作用
口腔内が酸性になると唾液中の重炭酸イオンなどで中和し、歯のカルシウムが溶け出す脱灰を防ぐ
⑦歯、粘膜の保護作用
ペリクルという成分が歯を覆い、摩耗や脱灰を防ぎ口腔粘膜を感染や損傷から守る
⑧歯の再石灰化作用
唾液中のカルシウムなどが脱灰された歯質の再石灰化を促す
そして、唾液の99%以上は水分です。
唾液腺は歳とともに萎縮します。すると、唾液の分泌量が減り食べ物を飲み込みにくくなります。
また、薬や病気の影響で唾液の分泌量が減ることもあり注意が必要です。
主にあげられるのは
●口腔乾燥症
●ドライアイ
●シェーグレン症候群
●唾液腺の腫瘍、感染症
●糖尿病
●甲状腺疾患
●腎疾患
●自律神経失調症
●がん治療のための放射線照射
●義歯の不具合
などがあります。原因は1つではなく重なっている場合もあります。
唾液の分泌で困っている方は一度当院にきて診察してみて下さい。