入れ歯のお手入れ方法


こんにちは!歯科助手、小田桐です🐻

いよいよ梅雨が明け、暑さも本格的になってきましたね。
マスクを付けた生活がまだ続いていますが、みなさん熱中症にもお気をつけくださいね😷

今回は入れ歯のお手入れについてお話します。

入れ歯はブリッジやインプラントとは異なり取り外して洗浄することができるので比較的簡単に清潔な状態を保つことができます!

【入れ歯のお手入れの必要性】

入れ歯のお手入れを怠ってしまうと、入れ歯にヌメヌメとした汚れがこびりつく原因になります。
このヌメヌメとした汚れは、プラークという細菌の塊です。
プラークが入れ歯に付くと、臭いの原因になるだけでなく、他に残された歯があれば、むし歯や歯周病の原因にもなります。
また、歯茎が腫れてしまうこともあります。
そのために、入れ歯のお手入れ=清掃はとても大切になります!

【入れ歯のお手入れの方法】
①入れ歯を外す
入れ歯を付けたままではきちんと磨くことが難しいのでまずは外しましょう。

②入れ歯を水で流す
入れ歯を水で洗い、指で軽く汚れを取ります。

③入れ歯用ブラシで磨く
ブラシの作用で、入れ歯についた食べカスや細菌を取り除きます。
入れ歯はぬめりを帯びて、滑りやすいことがあります。このとき、入れ歯を持って入れ歯用ブラシでこすっていると、誤って落としてしまうことがあります。
落とすと入れ歯が破損してしまいますので、洗面器などに水を張って、そのうえで掃除をする様にすると安心です。

④入れ歯用洗浄剤につける
夜間寝ているときは歯茎を休めるために、入れ歯は外します。その間に、入れ歯を洗浄剤の入った水に浸して入れ歯をきれいにします。
細菌やカビの繁殖を抑える効果もあります。
洗浄が済んだら取り出し、水ですすいでください。

【お口の清掃も大切】
・うがい薬でうがいをし、お口全体もきれいにしましょう。

・ 歯茎にこびりついた汚れは、軟らかい歯ブラシで、優しく取り除きましょう。そのとき、同時に歯茎や舌をマッサージすると良いです。

・残された歯は、しっかりと歯みがきをしましょう。特に、入れ歯に接している歯のくびれの部分などは入念に歯みがきをしましょう。

【入れ歯の注意事項】
お口の状態は年齢とともに変化します。
入れ歯の具合が悪い場合、自分で調節せず、歯科医院に相談しましょう。
また、以下のようなことが気になる場合は、早めに歯科医院を受診するようにしましょう。
・入れ歯があたって歯肉が痛い。
・入れ歯が外れにくい。あるいは外れやすい。
・入れ歯が安定しない。
・入れ歯が壊れた。

入れ歯で快適に過ごすために、毎日のお手入れで入れ歯はもちろん残っている歯や粘膜を清潔に保ち、歯科医院で定期健診を受けましょう☺️