乳歯の虫歯の危険性😮🚨

こんにちは!
歯科衛生士の育村です🍎

さて今回は、乳歯の虫歯についてを書いていきます🤗

“乳歯は、永久歯に生え変わるまでの仮の歯”のようなイメージはありませんか?
「どうせ抜けるから…」と乳歯の虫歯を侮ってはいけません😣
そういった認識でいると、将来危険なことになってしまうかもしれません…!!!

乳歯は乳歯なりに、抜けてなくなるその日までは、大切な役割を果たしています🥺🌱
乳歯の虫歯を放っておいてしまうと、こんな悪いことが…

☝️噛むことがうまくできなくなる
虫歯が進行すると、歯に食べ物が挟まりやすくなったり、歯に痛みがでてくると
その歯を避けてごはんを食べるようににあったり、食べ物がうまく噛んで飲みこむことができなくなると、
顎の成長にまで悪影響を及ぼすことになってしまいます。

☝️発音がうまくできなくなる
虫歯が進行して、歯の形が変わってしまったり、早期に抜歯しなければならなくなってしまうと、
正しい発音を習得する時期に、うまく発音出来なくなり、言語習得が困難になってしまいます。

☝️生え変わりがうまくできない
乳歯は、永久歯が生えてくる場所を誘導してくれる役割もありますので、
その乳歯が、永久歯が生えてくる準備もまだされていない段階で失ってしまうと、
正しい位置に永久歯が生えてきてくれないこともあります。また、早期の抜歯により、
大人の歯が生えてくるスペースが確保できなくなり、永久歯が途中までしか生えてこないこともあります。

また、歯並びへの障害だけでなく、永久歯にも直接的に影響を及ぼすこともあります。
乳歯の下にスタンバイする永久歯は、乳歯の根っこに包まれるようにしてあるため、
乳歯が虫歯になり、歯の根っこの先に膿みが溜まってしまうと、永久歯が作られる段階で、
形成不全を起こして、未熟な、生える前から虫歯になりやすい永久歯になってしまうこともあります。

そもそも乳歯自体、永久歯に比べて歯の質が柔らかいため虫歯になりやすいことに加え、
痛みを感じにくいとも言われていますので、お子さんが痛みを訴えずして、
気付いたら大きな虫歯が…なんてことも😱💦恐るべし!乳歯の虫歯!!

ただ、歯科の中には【MI:ミニマルインターベーション】という考え方があり、
「歯の治療において、歯質や歯髄への切削を最小限に抑え、本当に悪くなったところだけを削除して修復する治療法」です。
簡単にいうと、自然に生まれながらの歯を出来るだけ残して、歯の寿命を延ばすというものです😇

以前までは、虫歯は早期的に治療するという考え方でしたが、今は「出来る限り歯を残す」という考え方に変わってきました👀
歯は、削ってしまうと(一度虫歯を経験してしまうと、)虫歯になりやすくなるとも言われています。
ですので、最優先は、虫歯を予防するために、再石灰化を促すというものです🦷🌟
初期虫歯に関しては、歯を強くするフッ素の定期的な塗布、お口の中の状態にあったブラッシングなどで、
それ以上進行しないように努めることが大切なのです(о´∀`о)♩

当院は、定期管理型歯科医院ですので、
ぜひ、みなさんのお口の健康を守るお手伝いをさせてください😋🌷