義歯(入れ歯)の作成

こんにちは!歯科衛生士の田中(佳)です!今年また新しい方も入社されて、新体制となってスタートです。私も2年目になるので、さらに日々の業務に励んでいければと思います!

さて、皆さん、いきなりですが、歯がなくなってしまったらどうしたらいいでしょうか?
特に若い方だと想像がつかないかもしれませんが、年齢的なものだったり、虫歯が原因だったり、不慮の事故だったり…歯がなくなってしまう原因は様々あります。

その時に、どういう対処をするかも大切ですが、何をどういう風な手順で作っていくのかを知っていると安心ではないでしょうか?

ということで、今回は色々ある中で義歯(入れ歯)についてのお話です。

皆さん義歯と聞くと、イメージとしては使いずらそうだったり、痛そうだったり、作るまでの時間が長かったり、逆にイメージがあまりなかったり…本当に様々だと思います。

まず義歯とは、簡単に言うと歯がなくなったところを補うために両隣の歯にバネをかけて使用するものです。ただ義手、義足と同じように、形は前のものとだいたい同じに出来れどこれをつけたことにより、今までと同じように完璧に使えるかと言われると、完璧に前のように補うことはできません。

やはり自分が持っていたもの(はじめから備わっていたもの)を補うようにできているので、噛む力が弱くなり固いものが噛めなくなったり、多少の不自由が存在します。

ただつけないことで、隣の歯が傾いてきてしまったり、他の歯に負担がかかったりしてしまうので、確かな義歯への知識をつけて、安全に使うことで少しでも使いやすく出来ればと思います!

〜義歯を作る手順〜

①口の中の方を取ります。
(本人様の口にあった型取り道具を作ります。)

②上の道具で精密な型取りをします。

③噛み合わせの方を決めます。

④出来上がりの歯並びを確認します。

⑤完成品ができてきますので、調整してお渡しできます。

⑥使用中の不具合を調整します。

※①、②は患者様により、歯医者に元々ある道具を使用して型取りをする場合もあります。

だいたい、①〜⑤の各間隔は1週間ぐらいずつ空きますので(技工所で義歯を作成するため)完成まで1ヶ月〜1ヶ月半ほどかかります。
⑥に関しては、お口の中に新しいものまたは初めてのものが入るので、1週間に1回ぐらいの間隔で来院してもらい、不具合のある場所を調整します。

※どちらかと言うと完成してからが大事になってくるので⑥を外してしまうと、痛くなったり、合わなくなったりしてしまいます。

ですので①〜⑥までだと1ヶ月〜2ヶ月半ほどかかるかなと思いますのでだいぶ長期戦になります。

私たちとしても出来るだけ早く作成し、お渡ししたいと思っておりますが、正しい手順を踏まないと良い義歯ができません!そして出来上がり後しっかりと調整をすることでお口にあったものが完成していきます。日にちはかかりますがご協力していただけると助かります!

逆にばねが見えるのが気になる、ご飯を食べた時に食べた時感じがあんまりしない…。という方は保険外にて、ばねがないもの、金属を入れても熱を伝わりやすくするもの、種類がありますのでスタッフまでご相談ください。

もし作成する際は私達も多くサポートをさせて頂きたいと思いますのでなにかご不安、気になることがありましたら気軽にお声がけ下さい!