歯科技工士とは

みなさんこんにちは小山です。

 

コロナウイルスの影響が世界各国ででているようです。

皆さんもお気をつけください。

私が行く予定だったTOTALFATとENTHの対バンも開催延期になってしまいました。

が、この状態が落ち着いたら観れることを信じて、今は手洗いうがいに自分ができる感染対策をしていこうとおもいました。

突然ですが

最近の私が驚いた話です。

東日本大震災で今も身元不明のままのご遺体があります。

そのなかで、行方不明届けがでていないご遺体。つまり、誰からも探されていない方がいました。

遺体の損傷が激しく似顔絵を描くのも難しく身元の特定が困難な方でした。

そこで捜査をされている方が目をつけたのは、唯一しっかり残っていた総入れ歯だったそうです。

様々な歯科医にその方の入れ歯を見せたところ、こんなにハグキのところを歯の形にそってきれいに盛って作る技工士さんはなかなかいないという話でした。

そこから、その身元不明の方の目星がついていたため、その方が通っていた歯科医院を訪れ、当時歯科技工士をしていた男性がその入れ歯をみて、この作りは僕のものだとなり、その方の身元が震災から九年たち判明したそうです。その後は遠い親戚の方の元へ引きとられたそうです。

行方不明届けがでていないかたの身元が判明するのは極めて稀なケースとのことでした。

今回、身元のわかるきっかけの一つともなった入れ歯。自分が関わっている仕事がこのような形で鍵となることもあるのだと驚いたとともに、たゆまぬ努力でそこまでたどりついた捜査員の方にはもちろんですが、その入れ歯を作成した歯科技工士さんにも尊敬の念が止まらなかったです。

そこで今回は歯科技工士さんについてご紹介させて頂きます。

歯科技工士と歯科治療における詰め物や被せ物・入れ歯・矯正器具・インプラントなどの作成やメンテナンスをおこなう職種です。

歯の形や色、口の大きさなどは患者さんごとに違うので、一人ひとりにぴったりと合うものを作成しなければならないため、精密な制作技術を求められる職人のような面があります。

歯科技工士の仕事は、歯科医師の指示書にしたがって歯科技工物(詰め物・入れ歯・インプラントなど)を作成することです。

生涯に渡って一人の方の食べる、話す、笑う様々な生活を支え、口の中という繊細な感覚のあるところに入る物をつくるこだわり、技術、集中力、とってもかっこいいと思いました。

私たちもいつも歯科技工士さんに技巧物を作成して頂いているので感謝の気持ちを忘れずに一緒に皆様のお口の健康を支えられたらと思います😊