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歯石とりって何?

みなさん、こんにちは。かさはら歯科医院の歯科医師、関です。

新型コロナウイルスの流行の影響で、マスクの品薄が続いていますね。今年は花粉が少ないとはいえ、重度な花粉症の僕的には、早く十分な流通が再開してほしいと切に思います。

 

今回は、歯周病治療において歯石とりと、俗に言われている。スケーリングとSRPについてお伝えしていきたいと思います。実際、どのようにして歯石をとっているのでしょうか?

 

歯石とは、歯垢が石灰化したもので、硬く、歯磨きでの除去は困難です。歯科医院で専用の器具でとる必要があります。歯石には、歯茎よりも上にある歯肉縁上歯石と、歯茎より下にある歯肉縁下歯石の2種類があります。この2つは、性状や歯石とりの難易度・手技が異なるため、分けて考え治療されます。

 

①歯肉縁上歯石の除去・スケーリング

歯肉縁上歯石は、歯茎の上にある歯石なため、歯の表面の見える部分に付着しています。唾液由来の成分により石灰化するため、灰白色をしており、唾液腺の開口部にできやすいです。形成速度は速いですが、歯肉縁下歯石に比べ柔らかく固着力も弱いです。

歯肉縁上歯石は、見えるところにあり、剥がれやすいため、除去は比較的容易です。

 

除去には、主に超音波スケーラーと呼ばれる器具を使用し、水を出しながら超音波振動で歯石を剥がします。比較的除去が容易なため、通常、上の歯、下の歯の2回に分けて一気に落とします。

 

②歯肉縁下歯石の除去・SRP

歯肉縁下歯石は、歯茎より下、すなわち、歯と歯茎の隙間の中にできるものです。目で直接見えない部分にできます。歯肉溝滲出液や血液由来の成分により石灰化するため、黒褐色をしています。

歯肉縁下歯石は、歯周病が進行し、歯と歯茎の間の隙間の深さが深くなり、歯周ポケットと呼ばれる状態になるとできてきます。歯肉縁上歯石と比べ、形成速度は緩やかですが、硬く固着力も強いです。

歯肉縁下歯石は、見えない部分にあるうえ、硬く除去は大変困難です。

 

見えない歯肉縁下歯石を探るために、レントゲン写真を見たり、エキスプローラ-と呼ばれる細い器具で歯の表面にざらつきがないか探知したりします。

また、歯茎の検査で深いポケットがあった部分は歯肉縁下歯石があるだろうと予測します。

 

歯肉縁下歯石の除去でも、超音波スケーラーを使うことはありますが、主に手用スケーラーという細く刃のついた器具を使い、手を動かしてカリカリと直接除去します。直接手を動かして取るため時間がかかり、部位ごとに細かく分けて治療しなければならず、回数もかかります。また、歯茎の中に器具を入れるため麻酔をすることも多いです。

 

以上、歯石とりについてでした。歯石とりに回数がかかるのは歯肉縁下歯石をとるのが難しいからです。大事なのは、歯肉縁下に歯石が付くような状態にならないように、歯周病にならないように、日々のお家での歯磨きをしっかりすることですね。

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