歯がぬけたらどうするの

みなさん、こんにちは(^^)

歯科衛生士の田口です🦷

テレビをつけると毎日コロナウイルスのニュースばかり🦠

オリンピックの開催も気になるところですが、どうか皆が安心した暮らしが戻ることを願うばかりです。

そんな中、小学校一年生の娘が音読をしている「歯がぬけたらどうするの」という文章に心癒されたのでシェアさせていただだこうと思います(^^)

 

『歯がぬけたら どうするの』

文 セルビー・ビーラー

絵 ブライアン・カラス

訳 こだま ともこ

 

 みなさんの歯は、子どもの歯から、おとなの歯に生えかわります。

 日本では、上の歯がぬけると縁の下に、下の歯がぬけると屋根の上に、ぬけた歯を投げることがあります。

なげた向きに丈夫な大人の歯が生えてほしいと願うからです。

 いろいろな国の子どもたちに、ぬけた歯をどうするかを聞いて、まとめた本があります。せかいの子どもたちは、ぬけた歯をどのようにしているのでしょう。

 中国

上の歯は、ベッドやふとんの下において、下の歯は、屋根にのせるんだ。そうすると、新しい歯が早く生えてくると、お父さんやお母さんが教えてくれたんだよ。

 イギリス

寝るまえに、まくらの下に、ぬけた歯をおくんだ。夜中に、歯の妖精がくるからね。

 メキシコ

寝るまえに、ぬけた歯を箱に入れて、ベッドのわきのテーブルにおいておく。

エル・ラトンが歯を持っていって、かわりにお金を置いていってくれるようにね。

エル・ラトンは、まほうの国のネズミだよ。前歯がぬけると、ほかの歯のときよりも、たくさんお金をくれるんだ。

 レバノン

海か野原に、ぬけた歯をなげてから、こう言うんだよ。

「お日さま、お日さま。ねずみの歯をあげるから、金の歯をくださいな。」

 バングラデシュ

ねずみの歯みたいに丈夫で白い歯をもらえるように、ねずみの巣穴にぬけた歯を落とします。そうすると、プレゼントももらえます。

 

 

いかがでしたか?📚

「歯が抜けたらどうするの」

と聞くと、私はすぐに「歯周病で抜けたのかな〜」とか「歯が抜けたら大変なんだよね、入れ歯かブリッジか、、」などと思いがちですが、

これは乳歯のお話でした☺️

乳歯が抜けたとき、恥ずかしさ半分誇らしい顔をしていた娘のことも思い出しますし、

この本を読んで「メキシコではお金がもらえるんだって!ママ本当なのっ?」と目を輝かせていました🥰

歯の生え変わる時期や順番は、個人差のあるものですが、

だいたいの目安で言うと、乳歯は生後7ヶ月〜2歳半ころに生えそろい、

乳歯から永久歯への歯の生え変わりは56歳〜13歳ころに完了します。(親知らずは20歳前後)

現在の日本では、

縁の下や屋根の上に歯を投げる習慣はなさそうですが、

いつの時代も「丈夫な大人の歯が生えてほしい」という願いは同じなのですね^_^

よく食べ、よく笑い、、よく磨き、

子どもたちがすくすく成長しますように