赤ちゃんへのおやつ

皆さんこんにちは、保育士兼歯科助手の山邊です。最近は暖冬ということもあり、まだ2月ですが暖かい日が続いていますね。暖冬と言えば、心配されているのは地球温暖化です。最近ではオーストラリアの森林火災があったり、環境活動家のグレタさんの演説なども時々テレビで放送されていましたが、私達一人ひとりが考えて行動しなければいけないなと痛感する日々です。ゴミの分別や、エコバッグの使用など、身近な出来ることから進めていきたいですね。また、現在はコロナウイルスが世界的にも流行していますね。こまめな手洗いやうがい、マスクの着用など、他人事だと思わずにしっかり予防をしていきましょう。

 

さて今回は、赤ちゃんのおやつについてお話ししていきたいと思います。

【そもそも赤ちゃんにおやつは必要なの?】

赤ちゃんにおやつ?と、疑問を持たれるかたもいらっしゃると思いますが、赤ちゃんにとっておやつは、発育のため栄養学的に考えても必要なものなのです。赤ちゃんは、生まれてから1年間で身長が1.5倍、体重が3倍にもなります。そのためにたくさんの栄養が必要なのですが、消化吸収能力が未熟なため一度にたくさん食べることが出来ません。そのため、母乳やミルク、離乳食では摂りきれなかった栄養を、おやつを食べることで補給するのです。

【おやつは赤ちゃんの運動機能発達のお手伝いに!】

自分で持つこと、つまむことが出来るようになるのも、赤ちゃんの運動機能の発達のひとつです。せっかく作った離乳食をぐちゃぐちゃにされたことはありませんか?手足がよく動くようになると、食材を含め色々なものに興味が出てきて、興味があるものにはすぐ手を出します。このような遊び食べは、手先の動きなどがしっかりと発達するまで続きます。そのため、持ったりつまんだりの練習におやつを上手に活用してみましょう。

【食べることの楽しさを知る心の発達のお手伝いに!】

先ほども少し触れましたが、食事の時間は遊び食べやむらぐいなどがあり、思うように食べてくれないとイライラしてしまったり、お母さんにとって赤ちゃんとの戦いの時間になっていることはありませんか?それに比べるとおやつの時間は、赤ちゃんにとってもお母さんにとってもリラックス出来る時間です。「食べるのって楽しい!」と赤ちゃんに教えてあげるのもおやつの重要な役目なのです。

 

このように、おやつには様々な役割があります。おやつを通して家族やお友達と一緒にコミュニケーションを楽しむことで、社会性を育てることが出来ますし、一緒におやつ作りが出来るようになれば、意欲や創造力を伸ばす機会にもなります。活発な赤ちゃんの生活に休息を与えたり、気分転換としての役割もあり、生活にメリハリもつきます。ただし、赤ちゃんの機嫌が良くなるから、いつまでも欲しがるからといっておやつを与え過ぎてしまうと、肥満やむし歯、偏食の原因になります。適量を判断できないうちは、大人が食べる時間と量をきちんと決めて、教えてあげることが大切です。

 

引用サイト:わこちゃんカフェ