子どもの事故を防ごう part3

こんにちは!保育士の佐々木です。12月に入り、寒さが増してきましたね。今の時期はどこに行ってもクリスマスムード一色🎄子どもたちはクリスマスにサンタクロースが来てくれるか、楽しみにしているようです(^ ^)みんな素敵なクリスマスプレゼントを貰えると良いですね!

さて、今回も引き続き子どもの起こりやすい事故についてお話していきたいと思います。テーマは、《窒息》です。赤ちゃんは口や鼻をおおったものを自力で取ることができず、布団や吐いたミルクなど思い もよらないもので窒息する可能性があります。危険なものは大人が赤ちゃんの周りから遠ざけ てあげましょう。
窒息の原因になりやすい物として、こんにゃくゼリー、ピーナッツなどの豆類、野菜スティッ ク、アメ、キャラメル、ポップコーン、甘栗などの食品があります。その他、柔らかい布団な どの日用品やおもちゃの部品、硬貨、ボタン電池などの雑貨にも注意が必要です。
また、遊びとしてコンビニ袋を頭にかぶったり、電気コード、カーテン・ブラインドのヒモ などを首に巻き付けたりして窒息する危険があります。

【どうやって予防する?】
○フワフワの柔らかい布団を使わない
○5歳以下の子どもにはピーナッツやアーモンド、枝豆をそのままの形で与えない
○コンビニ袋や電気コード、ひもなどを放置しない
○スーパーボール、BB弾などの上の子のおもちゃに気をつける

【起こってしまったときは?】
突然声が出なくなった、首をおさえ苦しそうにしている、唇が紫色になった、などの場合は 窒息を疑います。
1歳未満の乳児には「胸部突き上げ法」と「背部叩打法」を数回ずつ交互に行いましょう。 意識がない場合、心肺蘇生(CPR)を行いながら119番通報し、救急車を呼びます。
意識がある1歳以上の幼児には「腹部突き上げ法」を行います。意識がない場合、心肺蘇生(CPR)を行いながら119番通報し、救急車を呼びます。

胸部突き上げ法→片手で体を支え、手の平で後頭部をしっかり支えます。
心肺蘇生法の胸部圧迫と同じやりかたで圧迫しましょう。
背部叩打法→片手で体を支え、手の平であごをしっかり支えます。
もう一方の手の 平 の 付 け根で背中をしっかり叩きましょう。
腹部突き上げ法→背後から両腕を回し、子どものみぞおちの下で片方の手を握り拳にします。その手を腹部を上方へ圧迫しましょう。

【病院を受診するべき?】
窒息後、呼吸が戻った場合でも、念のため、受診しておきましょう。
救急車を呼ぶ必要はある?
呼吸が止まっている場合、直ちに心肺蘇生(CPR)を行いながら119番通報し、救急車を呼びましょう。

クリスマスが終われば、あっという間に年末年始ですね。楽しいお正月が過ごせるように健康にも事故にも気を付けていきたいですね。

参照:子どもの救急