ステインについて

こんにちは☺︎歯科助手、小田桐です!🧸

9月に入り、涼しい日が増えてきて秋らしくなってきましたね🍂秋は美味しい食べ物がたくさんあるので四季の中でも一番好きです。

今回はステインについてお伝えしたいと思います!

ステインとは?
ステインは歯の表面に着いてしまう着色汚れのことを言います。コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、日本茶、ぶどうジュースなど、ポリフェノールを多く含んだ濃い色の食品やタバコのヤニが原因です。

なぜ着色するのか?
●ペリクルによる影響
象牙質、セメント質、歯髄を守るエナメル質は、ペリクルという被膜で覆われています。この被膜にタンニン、ニコチンが結合することでステインになります。また、ステインの元となる飲食物を摂取することで飲食物の成分がペリクルに吸着し、着色してしまう性質を持っています。ペリクル自体は決して有害ものではなく、歯を虫歯にしてしまう酸から守る働きもあります。

●加齢
ステインは20代頃から目立ちはじめ、30代を過ぎると落とすことが難しくなってきます。これは加齢によってエナメル質が減り、着色しやすくなるためです。エナメル質は、歯磨きの仕方や食事、歯ぎしりなどによって薄くなっていきます。また歯には、エナメル質の下には象牙質という層があるのですが、象牙質自体が黄色い色をしています。そのため黄ばんだような歯に見えるのです。

ステインは一回の付着は非常に少ないものですが、これが毎日習慣的に繰り返される事によって、だんだんと目に見えるステイン汚れになっていきます🦷
このステインは、付着した直後であれば歯磨きによって落とすことができるのですが、歯磨きを怠ったり、磨き残しがあったりすると、次第にペリクルは強固なものになります。
そして、通常のブラッシングでは落とす事が難しいステイン汚れとなってしまいます。

ステインの予防方法!
●口をゆすぐ
ステインをつかないようにするためには食事の汚れをなるべく早く落とすことが大事です。特に色の濃い食べ物、着色しやすい飲物などを摂取したら、口をゆすぐように意識しましょう。
特にお茶やコーヒー、紅茶やウーロン茶などは、飲む機会が多いと思いますが、なるべくステインがつかない水を飲むのがおすすめです🥤

● 唾液を出す
口の中が乾燥して唾液が少なくなる(ドライマウス)と乾燥によってステインが落としづらくなります。改善策としてはガムをかむことで唾液が分泌し、落としにくい口腔環境を避けることができます🗣
また、口の中で舌をグルグル回すことも効果があります。舌というのは普段そんなに動かすことはないと思いますが、周辺の筋肉を動かすことで唾液の分泌が活発になりますので試してみてください!

●タバコをやめる
喫煙者はタバコ🚬をやめることで着色を抑えることが出来ます。仕事をされている方で、喫煙時間=休憩の時間となっている方はタバコを吸うほかに休む方法を見つけることが大切です。
タバコはステイン以外にも口臭、体臭の元となります。禁煙するメリットはホワイトニングだけではなく肌がキレイになり健康にも良いです✨

●歯医者でできるステインオフ
歯ブラシだけでは落とすことのできないステインをエアフロー(特殊なパウダーを混ぜた水と高圧エアーのスプレーが出る機械)を歯の表面に吹き付けて、頑固なステインを除去します。

「着色が気になる」「タバコによるヤニをキレイにしたい」という方は是非ご相談ください😌💓