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歯周病とは?

みなさん、こんにちは。かさはら歯科医院、歯科医師の関です。

6月も終わりを迎えて、夏の暑さが感じられる日々になってきましたね。くれぐれも熱中症には気を付けたいものです。

 

さて、今回はから豆知識のテーマを現在勉強中の歯周病とし、歯周病について説明していきたいと思います。

第1回の今回は、歯周病の成り立ちについてお話しします。

 

○概要

歯周病という言葉は、みなさんも最近では多く耳にするようになったと思います。歯周病は虫歯と並び、口腔内の2大疾患であり、どんな人でもなる可能性のある疾患であり、また多くの人がなっている疾患です。

虫歯と同様に、口腔内の細菌により生じる、いわば感染症ですが、虫歯と異なり、歯の周りにある歯周組織が病気のターゲットです。

歯周組織とは、歯の周りの歯茎、骨、歯の根の表面を覆うセメント質、歯の根と骨を結ぶ歯根膜のことです。

歯周病は、これらの歯周組織が細菌による炎症反応で破壊されていく恐ろしい病気です。

 

○歯周病の進行

健康な歯周組織では、歯茎は腫れておらずきれいなピンク色を呈しています。歯茎の粘膜は歯に接着しており、歯と歯茎の間の深さは1~2mmほどです。

口腔内には様々な細菌が常在しますが、歯を磨かないことで歯の周りに細菌の塊である歯垢(プラーク)が貯まることで歯周病が始まります。

①歯と歯茎の間の隙間である歯肉溝に歯周病菌が貯まると、歯茎は細菌に対抗しようと炎症反応を起こします。これにより歯茎は赤く腫れます。これが歯周病の初期症状である歯肉炎です。歯肉炎により歯茎が腫れると、歯磨きにより出血します。歯磨きにより血が出るのは炎症状態ということで、普段うまく磨けていないという証拠です。歯肉炎の状態では、歯茎の接着や骨の破壊は進んでいないため、しっかりと磨くことで元の状態へ戻ることができます。

②歯肉炎の状態で磨かずに放置していると、歯周病菌はより歯茎の深いほうへ進んでいきます。これに対抗しようと体はさらに炎症反応を起こし、歯と歯茎の接着を破壊します。これにより歯と歯茎の隙間は深くなり歯周ポケットを形成します。この状態になると歯周炎と呼ばれます。

③歯周ポケットを形成すると歯ブラシだけで深いところの汚れを取ることが難しくなります。さらに炎症が進んでいくと、歯の周りの骨を破壊していきます。歯周病により骨が吸収してしまうと、基本的には元に戻りません。こうして歯周ポケットはさらに深くなっていきます。

④さらに骨の破壊がすすむと歯はぐらぐらと揺れてきてしまいます。

⑤最終的に歯を支える骨などの歯周組織がなくなり、抜かなければならなくなります。

 

以上、歯周病の簡単な成り立ちでしたが、大事なのは歯周病にならないように予防すること、なってしまっても、しっかりと治療をしてその後再度歯周病が進行しないように予防することです。歯周病は基本的に痛みなく進行していくため自分で気づきにくいです。そのため、日々の歯磨きと定期的なメインテナンスが重要なのです。

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