糖尿病の人は歯周病になりやすい

こんにちは☺︎4月から歯科助手になりました小田桐です!

これから皆さまに安心して通っていただけるよう笑顔で頑張っていきたいです。
どうぞよろしくお願いします!

今回は〝糖尿病と歯周病〟の関係について伝えていきます🦷

歯周病はむし歯と並ぶ歯の二大疾患と言われています。
歯周病は口の中の病気だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすこともあります。

①歯周病について

大人の約8割が歯周病に罹っていると言われています。
初期症状には痛みがほとんどなく、自分では気づきにくいのですが、実は歯を失う原因第一位は歯周病なのです。

歯周病は、歯周ポケットに入り込んで繁殖した細菌の感染による炎症性疾患です。

進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。

《歯周病の症状》­

・歯ぐきが赤く腫れている

・歯磨きの際に出血する

・口臭が気になる

・歯がグラグラする

・歯が長くなったように感じる

《歯周病の原因》

  1. 歯ぎしり、くいしばり、かみしめ
  2. 不適合な冠や義歯
  3. 不規則な食習慣
  4. 喫煙
  5. ストレス
  6. 全身疾患(糖尿病など生活習慣病)
  7. 薬の長期服用

②糖尿病が歯周病に与える影響

糖尿病の人は健全者に比べて歯周病になるリスクが23倍高くなると言われています。

糖尿病になると細菌に対する抵抗力や組織の修復力の低下や、口腔内の乾燥等が生じ、それらが歯周病を悪化させてしまいます。

糖尿病があると歯周病関連細菌により感染しやすくなり、炎症により歯周組織が急激に破壊され、歯周炎が重症になってしまいます。

・糖尿病だと歯周病に二倍以上かかりやすい

・血糖のコントロールが悪いと歯周病が重傷になりやすい

・自覚症状がなく進行し、全身に合併症を引き起こす→進行した合併症は元に戻らない

③歯周病が糖尿病に与える影響

・歯周病がある人は糖尿病の治療が困難になりやすい

・歯周病が重症化すると食生活が偏り、血糖のコントロールが悪くなる

・歯周病を治療すると血糖のコントロールが良くなる

④全身の健康のために

毎日の食生活や生活習慣を見直し、歯周病を予防することで糖尿病を含めた生活習慣病の予防にも繋がります✨

歯周病防ぐためには、予防、診断、治療、そしてメンテナンスが大切です。歯周病の主な原因である歯垢を増やさず、取り除くためには、

・正しい歯磨きを毎日行う

・歯肉の奥に入っている歯石を完全に取り除き、細菌を除去する

・健康の維持のため、歯科衛生士によるクリーニングなどのメンテナンスを定期的に受ける

などが重要です!

お口のケアは自分一人だけで行うのは意外と難しいものです。半年に一度は歯科医院で検診をし、生活習慣の改善、お口のケアを受けるようにしましょう!☺️