歯を白く…

皆さんこんにちは。歯科医師の鈴木敬です。
だいぶ寒い日が続き、インフルエンザも流行っていますし、体調管理には十分気をつけて下さいね。
先週大阪に行く予定でしたが、天候の影響で飛行機が欠航になり、今回の勉強会はお休みをする事になりました。飛行機搭乗後すぐ寝たのですが、1時間後くらいで目が覚め、着く頃かと案内に目をやると、まだ出発地点にいる表示が。。。天候の影響なので仕方ないと切り替えて今週もスタートです。
今回のテーマは歯を白くするには…です!
方法は2つです!
① 歯を削って被せ物をして白くする。
歯の表面を削りセラミック材料を貼るラミネートベニア、歯を一周削り被せるタイプなどがあります。
歯科で使われるセラミックは酸化物系と非酸化物系に分類されます。
前者にアルミナやジルコニアが含まれます。
2つを比べると硬度はアルミナが上、強度はジルコニアが上です。
強度には粘り強さを含めています。お口の中は材料にとって過酷な環境です。食事をすれば熱いもの、冷たいもの、硬いものが入ってきます。熱で膨らんだり、縮んだり、硬いものに耐えうる硬さ、ある程度の伸びを考慮するとジルコニアが適していると思います。
② 歯を削らずにお薬で白くする。
メリットはもちろん歯を削らない事です。ですが、歯の汚れや虫歯があったり、歯周病で歯茎の状態が悪ければホワイトニングは出来ません。口腔衛生状態を良くした上で行なって下さい。
白くなりやすさは個人によって違います。原因や程度によって様々です。
天然の歯は白くなりますが差し歯や詰め物は白くなりません。
A、 オフィスホワイトニング
病院で白くする方法です。
高濃度の過酸化水素を含むお薬を歯に塗って、光をあてます。
B、 ホームホワイトニング
お家で白くする方法です。
過酸化尿素のジェルを、患者さんに合わせたトレーに入れて行います。
上記の2つの方法があります。Bに比べてAは濃度が高いですので結果は得られやすいと思います。ただ、歯の表面に作用するので知覚過敏がおき、しみることもあります。どちらの方法も色戻りはします。
患者さんの求める白さ、目標を共有して行うことが最善だと思います。
歯を白くする事で笑顔になったり、内面も変わったり、積極的になったり、と生活面でも変化を感じる方も多いようです。
初めてする方にはハードルが高いかもしれませんが、不安なことがあればお気軽にDr、スタッフにご質問ください。