歯の上手な磨き方👅

こんにちは!

歯科衛生士の加藤です!

みなさん毎日歯をきれいに磨けていますか?

今回は上手な歯の磨き方をお話しします!

🌀歯ブラシの選び方

まず、歯ブラシの頭部の大きさは、下の前歯の裏側に歯ブラシを当てて十分に横に動かせる大きさのものを選びます。あまり大きいと邪魔になり、効果が望めません。毛の材質はナイロンの毛が一般的で、動物の自然毛を使ったものは乾くのに時間がかかり不潔になりやすいためおススメできません。

毛の硬さは、一般の方は「ふつう」の硬さで、歯肉の炎症が強く腫れや痛みの強い方は「やわらかめ」の毛先のものを使用するといいでしょう。

🌀磨き方の基本

【歯の広い部分の磨き方】

歯の噛む面や頬側、舌側の表面を磨くときはできるだけ歯面と直角に毛先を当ててたてや横に数ミリずつ小刻みに動かして磨きます。

【歯の首の部分の磨き方】

歯の首の部分は歯肉があるため歯ブラシを直角に当てられないので、歯と歯肉の境に毛先が入るように歯に対して45度の角度に当てて小刻みに動かして磨きます。この時、できるだけ毛先の細い歯ブラシを使うとより効果的です。

【歯と歯の間の磨き方】

歯と歯の間はふつうの歯ブラシではなかなか磨ききれない部分です。この部分を磨く方法としては、デンタルフロスと歯間ブラシを使う方法があります。歯肉かしっかりしていればデンタルフロスだけでいいのですが、歯肉が下がっていて歯の根が露出してきたら歯間ブラシも併用します。デンタルフロスは歯と歯の間に入れ、根元の方から上に向かって細かく前後にしごいて汚れをとります。歯間ブラシは、サイズのあったものを選び、歯間の根元にいれて静かに出し入れして磨きます。歯の間の歯肉は非常にデリケートで傷つきやすいので丁寧に磨く必要があります。

【生えてくる途中の奥歯や親知らずの磨き方】

歯ブラシを口の脇から横に入れて磨くか、特殊な形態のシングルタフトブラシを使うと汚れが良くとれます。

🌀歯磨きの力加減はどのくらいで磨いていますか?

よく、歯ブラシを深く握って力任せにゴシゴシ磨いている人を見かけますが力の入れすぎの人、お子さんなどは毛先がすぐに広がりやすく清掃効果が低下します。一般に歯ブラシを歯に当てる圧力は約200グラム程度と言われています。もし、台所用の量りがあれば実際に歯ブラシを当ててみて200グラムがどの程度のものか体験してみるといいでしょう!

歯ブラシの交換は1ヶ月に1回が目安なので、それより早くに毛先が広がるようであれば力の入れすぎと思って良いでしょう!