歯磨きでインフルエンザ予防

歯科衛生士の泉です(^^)

もうすぐ12月ですね。これからインフルエンザが流行して来る時期ですが、みなさん体調は崩されてませんか??

この時期は手洗い・うがいをまめにしたり、インフルエンザの予防接種を受けられる方も多いと思います。今日は歯磨きとインフルエンザの関係についてお話したいと思います。

インフルエンザウイルスは咳やくしゃみによって空気中に飛散し、それを吸い込むことによって鼻や喉の粘膜に付着し、ウイルス感染をします。鼻や喉の粘膜には、ウイルスが付着しないようタンパク質の膜で覆われているのですが…口腔内の細菌が増加すると、このたんぱく質の膜が破壊され、ウイルス感染しやすくなってしまうのです!!

つまり、口腔内の細菌をいかに増やさないことがとても大切なのです。口腔内にある細菌は、歯垢や歯石などにたくさん付着しています。歯磨きを正しく丁寧におこない、口腔内の細菌を減らすことが結果的にインフルエンザの予防につながります!(*^^*)♪

ある介護福祉施設で丁寧な歯磨きと舌磨きの指導を行ったところ、インフルエンザの発症率が10分の1に激減したという研究報告がもあるそうです。これは、以前テレビでも取り扱われていました。

その他にも…

☆夜寝ている間は、口腔内の細菌が繁殖する   ため朝起きて歯をすぐ磨く。

☆舌の上にも細菌が繁殖しているため、舌を磨く。

☆歯科で定期的に歯石除去をする。

☆細菌がたまりやすい歯ブラシは1か月に1回を目安に交換する。

などもインフルエンザ予防に効果的です(^^)

日常の歯ブラシを丁寧に行う事が、インフルエンザを予防するためにとても大事なのです。

しかし、歯ブラシは様々な種類がたくさんあり、どれが自分のお口の状態にあった歯ブラシなのか?ちゃんと選べているのか?…など不安な方も多いのではないでしょうか?

歯や歯茎の状態、お口の大きさ、大人、子供でも選ぶ歯ブラシの種類は変わっています。市販の歯ブラシを購入されている患者さんも多いと思いますが、市販と歯医者の歯ブラシにも実は違いがあります。

☆市販

価格が比較的安く、誰でもある程度使いこなせるように作られてるが、浅く広い品揃え。

☆歯医者

アドバイスにより効果的な歯磨きができ、専門性に優れた商品が豊富。

磨いていると磨けているは違います!

歯ブラシ選びや歯の磨き方でお悩みの方はお気軽にスタッフに相談してみて下さいね。

これからは、歯磨きでインフルエンザ予防してみてはいかがでしょうか(o^^o)♪