顎関節症

みなさんこんにちは!青葉会事務局の庄子です!いつもご利用いただきありがとうございます!

質問です。

Q.口を大きく開け閉めした時に、痛みがありますか?

 YES  NO

答えがYESだった方でその症状が1週間以上続いている方は歯科医院を受診しましょう。顎関節症かもしれません。

顎関節症の定義

顎関節症って聞いたことはございますか?患者さんで顎の不調を訴える方がよく「顎関節症かもしれない・・」と言っているので結構知られている病気なのかな?と思いました。

顎関節症の定義は「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包、靱帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれている」(日本顎関節学会「顎関節症の定義」)

・・・なんだか難しい言葉でなかなかイメージできないと思います(;^ω^)簡単に説明しますと、「あごが痛い」とか「口を開けたりすると音が鳴る」とか「口が大きく開けることができない」などの症状がある慢性的な疾患で、原因が色々あり状態も違うけど・・まとめて顎関節症と呼びます。ということです!!

顎関節症はすぐに治る軽い症状から、めまいや痛みなどが全身に及んだり、口が開けられなくて食事が困難になり精神にもダメージがいき日常生活に支障をきたすような重症になるケースもあります。顎関節症は若い女性に多いらしいです。

顎関節症の代表的な症状

・あごが痛い

・口が大きく開けられない

・あごを動かすと音がする

・かみ合わせに違和感がある

・口を完全に閉じることができない

などがあります。

 

顎関節の構造

顎関節は左右に一つずつあります。顎を動かした時に、両耳の前のところが動くの分かりますか?顎関節には関節円板という骨同士が直接こすれ合わないようにクッションみたいな役割をするものがあります。この関節円板は前後の連結がゆるやかになっているため、前後に動きやすく、関節円板の後部組織が伸びやすい構造になっています。関節円板が前後に動いているうちに後部組織が伸びてしまい、関節円板が前方にずれたままになってしまうと、口を開け閉めするときに「カクカク」と音がしたり、口が開けずらくなる症状が出ます。

顎関節症の原因

顎関節症の原因となる因子はいくつもあります。それが積み重なりある耐久限界を超えた時に発症すると言われています。耐久限界は人それぞれなので個人差があるということになります。

・くいしばり

・歯ぎしり

・ストレス

・片方でばっかり噛む

・うつ伏せで寝る

・猫背

・頬杖

・悪いかみ合わせ

などが考えられます。

歯科で出来る顎関節症の治療

歯科医院ではスプリントという歯列を覆う装具を装着してもらい顎関節や筋肉への負担を軽くして歯ぎしりや食いしばりの害を緩和することができます。

もしも顎関節症で顎の痛みや音など気になることがあったら相談して下さい。