「こしょく」問題について

みなさんこんにちは!
保育士の内海です。

11月に入り本格的な紅葉シーズンに入りましたね🍁
鳴子や秋保、松島など素敵な紅葉スポットがたくさんありますので今の時期を逃さず楽しみたいですね♡

今、私が子どもの食について気になっているワードが「こしょく」です。
「こしょく」という言葉で何を思い浮かべますか?
孤食、子食、固食、粉食、個食、濃食、戸食…などなど
様々な「こしょく」が問題になっています。

孤食…家族が不在の食卓で、ひとりだけで食べることです。
家族の生活リズムがバラバラになっていることが原因です。

子食…子どもだけで食べることです。
両親は仕事で、子供だけで食事をするなんて家庭も少なくありません。

固食…好き嫌いが多くて、いつも同じものばかり食べることです。
アレルギーでないのなら、出来るだけたくさんの食品を食べさせ、味覚を育ててあげたいですね。

粉食…粉から作られたもの(パンや麺類など)ばかりを食べることです。
食費を抑えようとすると簡単にお腹がいっぱいになる炭水化物の食事が多くなり肥満や糖尿病の原因になります。

個食…食卓には家族がそろっているのに、それぞれがバラバラのメニューを食べることです。子どもは栄養バランスよりも自分の食べたいものばかりを選んで食べるようになってしまう可能性が高いです。

小食…ダイエットなどで必要以上に食事の量を制限することです。
成長期のダイエットは危険とリスクがいっぱいです。

濃食…濃い味つけの物ばかり食べることです。
ストレスを軽減するために、身体が自然と濃い味のものを欲しているという説もあるので、そういった面から見ても要注意です。

五食…おやつなども含めてあたかも一日五食とっているかの食事スタイル。夜食をとることも含まれます。だらだらと食べてむし歯になりやすくなりますし、食べてすぐ寝るのは胃にも負担がかかります。

戸食…戸外で買ってきた出来合いのものを食べる。あるいは外食が多いことです。子供だけの問題ではなく家庭においても食費が加算でしまいます。

また「こしょく」は核家族化が進んだ今、高齢者の問題にもなってきています。
「同じ釜の飯を食う」という言葉のように誰かと一緒に食卓を囲み同じ物を食すことで会話も弾み、食事のおいしさだけでなくコミュニケーション力が育まれたり食事のマナーや気遣いを身につけさせる時間でもあります。
食欲の秋のこの時期。食について家族で話し合いをして、できるだけ一緒に食事をとる機会を増やしていきましょう。