歯周病の原因?

こんにちは😃

歯科衛生士加藤です!

歯周病は若い人から高齢者まで幅広い人がかかる疾患です!今回は歯周病の原因についてお話しします!

 

🌀歯周病を進行させる全身的因子

【ストレス】

過度のストレスは免疫機能の低下をもたらし、歯周病の進行を促進させることが報告されています。

【喫煙】

タバコに含まれてるタールなどが歯の表面に付着してザラザラすることにより歯垢が付きやすくなります。次にニコチンなどは血管を収縮させる作用があり、歯肉への血行が悪くなり、細胞組織への酸素や栄養の供給を阻害して白血球など細菌から体を守る免疫細胞の働きを悪くします。このように、口の中が歯周病になりやすい環境になり、歯周病に対する抵抗力が低下し、歯周病を進行させるのです!

【若年性歯周炎】

永久歯萌出後の11歳〜13歳頃に発症し、男子に比べて女子に多くみられます。原因は、特殊な細菌による感染のほか、遺伝による体質、とくに女子に多く見られるのは、女性ホルモンであるエストロゲンの思春期における分泌増加で白血球の働きの低下が関与していると考えられています。治療法は、成人の歯周炎の場合と同じです。

【妊娠】

妊娠時も女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が増加します。

【骨粗鬆症】

女性ホルモンであるエストロゲンが不足すると全身の骨がもろくなり、骨が折れやすい状態となります。歯の周りの骨も同様で、骨が溶けやすくなって歯周病の進行が早くなります。

🌀歯周病菌の活動を促す局所的因子

【外傷性咬合】

噛んだ時に、全部の歯が均等にあたらず、一部の歯だけが特に強く当たる状態です。これにより一部の強くあたっている歯が通常の歯よりも大きく動揺し、歯と歯肉の間の溝が広がって歯周ポケットが侵入して歯周病が進行していきます!

【口呼吸】

口で呼吸をしていると口の中が乾燥して、唾液の持つ免疫力が低下します。

【食生活】

柔らかいものや甘い食べ物が虫歯菌の栄養になるように、歯周病菌の栄養にもなっています。あごをしっかり使って食べなければいけないような、硬い食べ物もよく食べて、よく噛んで、唾液をたくさん出すようにしましょう。食後の歯みがきも歯周病の予防にとても重要です。

プラーク(歯垢)が歯周病をひきおこす直接的な因子です。歯肉炎、歯周病はプラーク(歯垢)を取り除くことによって改善していきます。カルシウムを取り込んで石灰化したものが歯石となり、歯垢の溜まり場になるので歯医者でのクリーニングもしっかり行いましょう!!