乳歯〜永久歯

みなさんこんにちは🐼!中村です。
今回のわたしのブログのテーマは
🗣「乳歯〜永久歯」についてお伝えしていきます。

乳歯から永久歯への生えかわり
●身体の成長にともなって顎も成長し、6歳頃から12歳頃にかけて「乳歯」から「永久歯」へ生えかわります。生えはじめたばかりの歯は未完成で、やわらかく酸に溶けやすいため、簡単にむし歯になってしまいます。歯の根が完成するまでには、生えてから2~3年かかります。永久歯が生えそろうと、かむ力が強くなり、いろいろな食べ物を上手に食べられるようになります。第3大臼歯(親知らず)は生えない人もいますが、17~21歳と最も遅く生えてきます。

1.顎の中で作られる乳歯・永久歯
・乳歯のもとになる歯胚は妊娠7~10週目につくられます。永久歯の中で最も早く生えてくる第一大臼歯や前歯は妊娠3~5ヶ月頃に歯胚ができ、時間をかけて成長していきます。生えかわりが始まる6歳頃には、あごの中で生える準備をしています。
2.永久歯へ生えかわる仕組み
(1)顎の中(乳歯の下)で永久歯のもとになる歯胚ができ、時間をかけて成長していきます。
(2)永久歯の歯冠部が完成し、歯の根の部分が作られ始めると、乳歯の根を溶かす細胞が現れ、永久歯の上にある乳歯の根は少しずつ溶かされていきます。
(3)乳歯の根が溶けていくと、乳歯はグラグラになり抜け落ち、永久歯が顔を出します。

●生えかわりの時期に注意すること
1.生えたての歯には予防を積極的に行いましょう
・生えたての歯の表面は粗いため汚れがつきやすいだけでなく、酸に溶けやすいため、むし歯になりやすい状態にあります。早い時期からフッ化物(フッ素)を活用して積極的にむし歯予防をしましょう。
2.乳歯のむし歯もきちんと治療しましょう
・永久歯は乳歯の下で成長しています。いずれ永久歯に生え変わるからといって乳歯のむし歯を放置すると、その後に生えてくる永久歯の歯の質や歯並びに悪い影響を及ぼします。
3.口の中を観察しましょう
・永久歯が生えてきても、乳歯が抜けなかったり、歯肉炎が起きたりしていることがよくあります。日頃から口の中をよく観察して、何か問題があったら歯科医院に相談して下さい。

●親知らずとは
永久歯の一番奥に生える歯で、第三大臼歯といいます。 前から数えて8番目の歯です。親の手を離れ、物ごとの分別がつくようになった頃に生えてくることから「親知らず」や「智歯(ちし)」と呼ばれます。一般に17~21歳頃に生えてきますが、個人差があり、生えてこない人もいます。また、生え方によっては、お口のトラブルの原因になることが多い歯です。

●親知らずの生え方
・正常な生え方
とくにトラブルがない限り抜歯の必要はありません。歯みがきをしてきれいに保ちましょう。
・傾斜して生える、水平に生える
生えるスペースが不足していると斜めや横向きに生えてきて、前にある第二大臼歯を圧迫するようなかたちになります。
汚れもたまりやすく歯みがきも困難なため、隣の歯にも、むし歯が発生しやすくなります。
このような場合は、抜歯になる可能性が高くなります。
・水平埋伏
あごの中で横向きになったまま生えてこない状態です。
隣の歯の根を刺激して、歯の根やまわりの骨を溶かしてしまうことがあります。
このような場合は抜歯になる可能性が高くなります。

乳歯から永久歯(親知らず)に生え変わる時期は不安なことがたくさんあると思います。生え変わる時期に注意すること、分からないことがあればなんでも相談してきてください😊👌🏻