虫歯でも無いのに歯が痛い

こんにちは。歯科衛生士の泉です(^^)

最近は朝晩に寒さを感じますが、着るものに困って体調管理が難しいものです。皆さんも体調にはくれぐれも注意しましょう!

さて今回は“虫歯でもないのに歯が痛い”と言うテーマでお話しをさせて頂きたいと思います!

私には4歳になる子供がいますが、先日、急に歯が痛いと言い始めました。虫歯はないのに歯が痛いなんてどう言う事だろう…?と思い口の中を確認しました。

すると、何時間か前に食べたナッツの様なカケラが歯に挟まっているのを確認しました。原因はこれか…⁈と思いフロスも念入りにして、歯ブラシをかけました。

さっきまで痛がっていた子供は、嘘のように痛みがなくなり事なきを得ました。うちの子供は、乳歯のわりにあまり隙間がない歯並びなので、大人の歯と同様に歯に食べ物が挟まってしまいがちでした。それでも、今まではこのように痛がる事はありませんでした。

昨日まで何でもなかった歯が痛い…気がつかない間に食べ物が挟まり、歯茎の赤みと腫れを発見すると言う事があるのです!

口の中を探ると中から食べ物の破片など、小さなものが偶発的に歯周ポケットに入り込んでいる事があるのです。それをそのまま放置すると、歯茎が炎症を起こし腫れたり、痛み出してしまう事があります。
歯と歯の間に挟まった食べ物をそのままにしておくと、同様に歯根膜に炎症を起こし、噛んだ時や叩くと痛むなどの症状が出ることがあります。
これが食片圧入(food impaction)による歯根膜炎ですね。

虫歯でもないのに急に歯が痛くなった!

こんな時は、慌てないで痛む歯の周りをよ~くクリーニングしてみて下さい。

力を入れ過ぎて傷つけてはいけません。
あくまでも優しく丁寧にお願いします。
デンタルフロスも忘れずにかけましょう!

もしかしたら…スゥ~と痛みが治まってくるかもしれません(^^)

でも!もし治らなかった時は…その時は歯医者さんに診てもらってくださいね☆

他にも虫歯でもないのに歯が痛いケースとして…

●知覚過敏の強いもの

しみるのを通り越して痛みとして感じることがあります。

●強いくいしばりによるもの

咬合性外傷といい、歯自体の神経に作用するものと歯根膜に作用し炎症をもたらすものがあり、歯の痛みを引き起こします。

いずれにしても、虫歯でもないのに歯が痛む時は原因を見つけて早めに対処することが大切ですね(o^^o)♪