歯周病のこわ〜いお話し

みなさんこんにちは!
歯科衛生士の佐藤です!(^_^)

梅雨明けも過ぎ、連日厳しい暑さが続いていますね!当院にも夏休みを迎えたお子さんたちが来院し、元気いっぱいな声が響き渡っています!

みなさんは楽しい夏休みの計画は立てましたか?夏といえば、海や花火、バーベキュー、お祭りといったわくわくする行事が盛り沢山ですよね!肝試しでひと涼みする方もいらっしゃるのでしょうか?

そこで今回私は、歯周病のこわ〜いお話についてお話ししていきたいと思います!

まずは歯周病とは、歯の歯肉に近い部分についた歯垢の中にいる最近によって引き起こされる病気です。
歯と歯茎の境目についた歯垢から、歯の根にそって歯周病菌が入り込み、歯を支えているまわりの組織をじわじわと壊していきます。

歯周病の進行段階は、大きくわけて、
歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎という四段階に分けられます。
ほとんどの人は、歯肉から血が出るといった自覚症状を感じてからはじめて歯科医院に診察を受けに行きますが、このような症状があるときはかなり悪化した状態なのです。

ついつい放っておいて歯周病が悪化し、
歯がグラグラし始めると、グラグラしたまま頑張って使って頂くか、最終的には
歯を抜かなければいけません。

抜いて仮にダミーの歯(インプラント、入れ歯、ブリッジ)を入れたとしても、噛む力はご自身の歯よりだいぶ衰えてしまいます。

統計によると、35歳で80パーセント以上の人が歯周病になっています。
しかし、35歳になってから突然、歯周病になるわけではありません。

実は、10代から少しずつ進行していき、20数年の年月をかけて歯肉をじわじわとゆっくり冒し、歯肉から血が出るという自覚症状がでる30代の頃にはもはや歯肉炎や歯周炎になっています。

虫歯と違ってほとんど痛みがないため、
気がついた時には抜くはめに、、、
なんてこともありえる横綱級のこわい病気なのです。

そうならないためにも、日頃のケアで撃退していきましょう!!

★毎日のブラッシング
毎日、きちんとブラッシングをして丁寧に歯垢を取り除くことが大切です。ただし、磨いていると磨けているは異なりますので、歯科医院でしっかりとしたブラッシング法を学びましょう!

★定期検診
歯垢を放っておくと、石のように固い歯石になります。こうなるともう日常のブラッシングでは取れません。
少なくとも半年に一回は定期検診に行き、歯石除去と歯の健康チェックをしましょう!

★早めの診療
歯周病は、初期のうちなら完治することができますし、かなり悪化しても、現在は治療法の進歩で、適切な治療とセルフケアをきちんとすれば、抜かなくてもすむケースが大きくなってきました。少しでも自覚症状があったら、痛みがなくても積極的に診察を受けましょう!