子供の時期

こんにちは歯科衛生士の山内です。
小学校就学前のお子さんがいらっしゃる方で、お口の中について気をつけていただきたいことを書きたいと思います。
まずお口の中の特徴について書いていきます。
1歳6か月ころから乳歯が生えはじめ、3歳ごろには乳歯がだいたい生えそろい大人に近い咀嚼能力を獲得します。(生えそろうまでの期間は個人差があるのであくまで目安です)お子さんがむし歯になっている率は年々減少傾向にありますが、年齢によって大きく差があり年齢別に見ると特に乳歯が生えそろう時期以降はむし歯にかかってしまうお子さんも増えてきます。
むし歯になりやすいか所は、1歳から2歳で上の前歯の表側、奥歯の溝です。それ以降の3歳から6歳のお子さんでは奥歯の歯と歯のあいだ、上の奥歯の表側で少し変わってきます。
次にお子さんとお父さんお母さんで頑張っていただきたいことを書いていきます。
まず①乳歯が生えそろってきているかの確認(歯科検診や歯医者さんでも確認できます)②正しい歯の磨き方を知る(お子さんはまだ一人の力できれいに磨くことは難しいのでお父さんお母さん主体になります)③歯医者さんでむし歯がないか、その他歯科の疾患にかかってないかの確認とフッ素塗布を行うこと④間食の正しい摂り方与え方を知る⑤ご家庭でフッ素を取り入れていく⑥お口の癖を確認する
大変ですがお子さんの虫歯予防のためにこれらを頑張っていただければと思います。
歯磨きの正しいやりかたや間食の取り方は市の検診や歯医者さんでもアドバイスできますので不安な点不明な点がある場合はぜひスタッフにお尋ねください。
むし歯菌は最初生まれたばかりのお子さんにはほとんどいません。お父さんお母さん接する機会の多い方から菌をもらってきて増えてしまいます。菌の数がだいたい決まってくるのがこの未就学の時期の3歳のころになります。将来的にお子さんのむし歯のリスクを減らすためにもめんどくさがらずに歯医者にいちどかかってみたり歯磨きを正しい方法でしていただけたらと思います。
⑥のお口の癖についてですが指しゃぶりなどがこれにあたります。指しゃぶりは4歳までは様子を見ていくことがほとんどです。3歳くらいである程度意思疎通がお子さんとできるようになってきたら声がけをしたりしながら様子を見ていきましょう。5歳以降になって続いているようであれば自然にやめる可能性も低くなりますし、そのまま生え変わりの段階で続いていると歯並びにも影響してくることもあるので、お子さんの指しゃぶりが歳以降も続くようなら歯並びへの影響が出ているかも含めて一度歯医者さんで相談してみてもいいと思います。