歯科機器の使い回し報道について

こんにちは★歯科衛生士の田口です(^ ^)
だんだん春らしい気候になり、外出も気持ち良いですね♩
花粉症のみなさんは、そろそろ?落ち着いてくる頃でしょうか?
GWも間近( ^ω^ )子供たちとどこへ出かけようか、浮かれ始めた私です🌷

さて!!
今回は、昨年報道され話題になった「歯を削る医療機器、半数が使い回し…院内感染恐れ」
という記事について、当院での院内感染対策についてお話したいと思います!昨年7月の報道以降、わたし自身、数件の問い合わせを受けました。

記事では、
『全国の歯科医療機関の半数近くが、歯を削る医療機器を患者ごとに交換せずに使い回している可能性があることが、2017年の厚生労働省研究班(東北大学歯学部教授)の調査で分かった。

使い回しが7割弱だった5年前の調査に比べて改善したものの、院内感染のリスクが根強く残る現状が浮き彫りになった。
調査は、ドリルを取り付ける「ハンドピース」と呼ばれる柄の部分の管理について尋ねたもの。治療時に口に入れるため唾液や血液が付着しやすく、使い回せば細菌やウイルスを次の患者に感染させるリスクがある。日本歯科医学会の指針は、患者ごとに機器を交換し、高温の蒸気発生装置で滅菌するよう定めている。
調査は日本歯科医師会の会員1000人に郵送で行い、700人から回答を得た。機器について「(全ての)患者ごとに交換」と答えたのは52%。5年前の12年調査(31%)から21ポイント増えた。
一方、指針に沿わずに「感染症患者と分かった場合」「血液が付いた場合など」に交換するとしたのは、それぞれ、17%、16%。13%は滅菌せずに「消毒液で拭く」と回答した。
厚生労働省歯科保健課は「改善傾向にあるが満足できる水準ではない。講習会などを通じ、院内感染対策の重要性を知ってもらう必要がある」と話している。』

この様な報道が出たら、不安を抱いた患者さまも多かったことと思います。。(>_<)

更に私が驚いたのは、
歯を削るためのドリルの刃やハンドピースだけでなく、手袋も使い回しているという記事でした💦
“「患者ごとに交換」はアンケートで52%という結果。
手袋を「全ての患者で使うが、患者ごとで交換していない」「患者によって使う場合もある」など、院内感染対策を考えると不適切な回答が47%。「手袋を使用しない」も1%いました。”

当院では、患者さま毎のグローブ(手袋)の交換はもちろんのこと、
歯を削るタービン・コントラハンドピース・ストレートハンドピースという機器について、全ての患者ごとに交換をして診療を行っております!✨

機器使用後は、エピオス水(次亜塩素酸水)に浸したワッテで拭いた後、高圧蒸気滅菌機(ステイティム kavo社)で滅菌し、
次の患者さんへ使用しております。

歯を削る機器(ハンドピース)は、
一本一本高価な物なので、わたしたちもとても大切に扱っております!

少しでも、患者さまが安心して通ってこられますように(^ ^)

もしご不安、ご不明な点がございましたら、ご来院の際、Dr・スタッフにお尋ねくださいね(^ ^)
GWに向けて、今日も1日がんばりましょう♩♩