フッ素とキシリトール

みなさんこんにちは🐼!中村です。
今回のわたしのブログのテーマは
🗣「フッ素とキシリトール」についてお伝えしていきます。

●キシリトールとは
砂糖に近い甘さを持つ天然の甘味料です。白樺や樫などの樹木からとれるキシランを還元し製造したもので、主にフィンランドで生産されています🇫🇮
糖アルコールとは、ブドウ糖、麦芽糖などに水素を加えて還元しており、糖アルコールの中では最も甘く、砂糖と同じくらいです。糖アルコールは砂糖とは異なり、虫歯の原因とはなりません。

●キシリトールについて
キシリトールは最近のガムなどに多く見かける甘味料です。 虫歯の予防になるとよく言われていますね🙌🏻キシリトールとはどういうものなのかを説明したいと思います。
キシリトールが虫歯予防になる理由としてまず1つ目は、歯を溶かしてしまう酸を作り出さない糖分であることが考えられます。普通の糖を摂取してしまうと、お口の中に住むミュータンス菌が糖を分解して酸を作ります。それによって歯の表面は溶けてしまい虫歯になってしまいます。ですが、キシリトールは甘味料でありながら、ミュータンス菌はキシリトールを分解することができないため、酸を作り出しません。そのために他の糖分と異なり虫歯ができない糖であると言われています。
2つ目に挙げられるのは、虫歯の原因菌であるミュータンス菌の活動を甘味料の中で弱められるという唯一の性質があるということです。 先ほど1つ目の理由で説明したように、キシリトールはミュータンス菌が分解することができないので酸を作り出すことができません。ミュータンス菌はキシリトールを分解できないに関わらずミュータンス菌はキシリトールをどんどん取り込むので、ミュータンス菌の働きが弱くなってしまいます。 そのため、長期的にキシリトールを取り込んでいるとミュータンス菌の繁殖力が弱くなって虫歯のできにくい口腔内の状態になるのです。 それが、キシリトールが虫歯予防に効果があるという理由です。

●フッ素とは
フッ素は自然界にも存在し、わかめ、海苔、魚介類、小魚、お茶などに多く含まれる歯を丈夫にする栄養素です。虫歯予防としては、フッ素液を歯医者さんで直接塗る、フッ素入り歯みがき粉・フッ素入りうがい薬の使用などの方法があります。

●フッ素の効果
・歯の質を強くする
→ 表面のエナメル質を構成するハイドロキシアパタイト。その結晶の中の水酸イオンに代わってフッ素が入るため結晶が安定し、酸に溶けにくくなります。
・歯の修復をすすめる
→ 一度溶けてしまったエナメル質が再び結晶化するように、促進するはたらきがあります。ただし、C1程度より進んでしまった虫歯には効果はありません。
・歯垢(プラーク)の生成をおさえる
→ 歯垢の中にフッ素が停滞し、虫歯菌の活性を阻害したり、酸を作らせないようにします。
・子どもの虫歯予防に役立つ
→ 歯質が未熟なのに、甘いものが好きで、虫歯になりやすく、歯垢の除去がしにくい子供には、ブラッシングの習慣づけが第一ですが、完全に虫歯を防ぐことは難しく、フッ素を用いることで、かなりの効果が期待できます。もちろん大人にも効きます。

このように歯磨きだけではなくフッ素やキシリトールでも虫歯予防はできるのでみなさんも心掛けてやってみて下さいね😉♩