むし歯予防

みなさん、こんにちは( ◠‿◠ )
歯科衛生士の山内です!!

今回はむし歯予防についてお話ししていきたいと思います。
まずむし歯予防についてですが、そもそもむし歯になぜなってしまうかについて説明していきます。
むし歯は様々な要因が重なることによって起こる多因子性の疾患です。
・お口の中のむし歯菌(歯の汚れの中にいるむし歯の原因菌のミュータンス菌)
・糖(接種頻度や量、お菓子の性状)
・歯(唾液、歯の質、歯並びなど)
これらにさらに時間の経過が合わさることでむし歯になってしまいます。
特にお子さんの歯つまり乳歯は大人の歯に比べると歯の質が弱いので大人の方よりむし歯になりやすく、進行も早いので注意が必要になってきます。また大人の歯でも生えたばかりの歯は完全に歯が強くなってないので、乳歯同様に注意が必要です。
砂糖を摂ったからと言ってむし歯になるわけではなく、その一つ一つの要因に対して働きかけをすることによって虫歯の予防につながってくるのです!!
次に具体的な働きかけについて説明していきます。
お口の中にいるむし歯菌への対応としてはやはり磨き残しをなくすことです。むし歯になりやすい箇所が”奥歯の溝・歯と歯の間・歯と歯茎の境目(歯の根元)”なのでここに特に注意して歯を磨いたりフロスを通したりしましょう。
糖への対応についてですが、これは食事やお菓子の摂取の仕方を見直すことです。単純に砂糖の接種量を減らすだけではむし歯のリスクを減らせるわけでなく、重要になってくるのが摂取頻度とお菓子などの性状です。食事を摂るとおくちのなかが酸性に傾き歯を溶かしていってしまいますが、ある程度時間が経つと唾液の作用で中性に戻ってきます。だらだら食事をしたり、間食の回数が多かったりするとお口の中が酸性になってる時間が長くなりむし歯のリスクが上がってしまいます。砂糖の量というよりは口の中に砂糖がずっと残っていることが大きな問題ですので食事、お菓子の時間と摂取頻度をしっかり決めることが予防につながります。またお菓子をキシリトール100パーセントのものも有効です。むし歯菌はキシリトールで酸をつくることができないので、酸によって歯が溶けることがないからです。
歯自体の対応としては歯医者でのフッ素塗布やお家でフッ素入りのジェルまたは歯磨き粉、洗口剤でフッ素を取り入れていくことです。フッ素は歯の歯質を強化することができ、細菌が酸を生み出すのを抑制する作用があります。ただフッ素は1回の使用では効果は持続しないので定期的に取り入れていくことが大事になってきます。また歯並びが影響で磨き残しができやすく、むしばになりやすいようであれば矯正治療なども視野にいれてもいいかもしれません。
自分が特にどの要因に対して対応が必要か分からない方や自分の今の対応に不安のある方は、一度歯医者にきてぜひスタッフにご相談ください。