みなさんこんにちは、小児歯科専門医の中村友昭です。
早くも1年が終わろうとしていますね。
私も帰省のため12月30日に飛行機で北海道へ向かいましたが、遅延のため乗換できず千歳に1泊することになりました…
31日の振替便も大雪のため欠航となってしまい、結局帰省はできずホテルで年越しです…
来年は何かいいことがあればいいなと願っています。
さて、タイトルにある歯磨きを開始する時期についてですが、
私は乳歯が生え始めたら歯みがきの習慣づけをはじめて良いとお話しさせていただくことが多いです。
まず子どもをあお向けに寝かせ頭を保護者のひざの上にのせ口の中を観察することから。
また清潔な指で口の中を触ることもよいでしょう。
特に上唇の裏を触られるのを嫌がることあります。少しづつ伸ばしてあげると子どもは口をいじられることに慣れてきます。
初めのうちはガーゼや綿棒などで清拭してあげてください。
慣れてきたら乳児用の歯ブラシで1~2回ちょんちょんと歯に触れる練習から開始しましょう。
歯ブラシの刺激に慣れてきたようなら、歯を見ながら1本ずつ優しくみがきます。1本5秒位で十分です。強すぎたり、長すぎたりして子どもが嫌にならないように気をつけましょう。
一番大切なことは上手にできたことをほめてあげることですね。
また上唇をめくるとミルクのカスがついていることがあります。この部分は唾液による自浄作用が少ないので、ガーゼで拭うなどしてあげるとよいでしょう。
歯が生えはじめるのが生後6〜9か月頃なので、口の中を触れることもなかなか大変かもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてください。