子育ての大変さ👶

こんにちは☺︎保育士の佐々木です。今回は子育てについてお話していきたいと思います。育児は24時間、365日休みなしで、想定外のことが次々と起こります。慣れない育児に、精神的・体力的な負担が蓄積している方も多いのではないでしょうか。子どもには個性があるので、子育てには「絶対にこれが正解」というマニュアルはありません。大変な時期も上手に乗り越えるコツを知れば、育児の負担感の軽減につながります。

[新生児期]

○授乳や母乳に関する悩み

新生児の時期は、2~3時間おきに昼夜を問わず頻回な授乳が必要なので、ママはどうしても寝不足になりがちです。また、授乳が軌道に乗るまでは、母乳がなかなか出なかったり、赤ちゃんが上手に飲めない、乳腺炎になったりというトラブルも生じがちです。

乗り越え方

体質によって、母乳が出づらい方もいます。母乳のことで悩みすぎると、ストレスでさらに母乳の出が悪くなる場合もあります。母乳が軌道に乗らず大変に感じたときは、ミルクを使ったり産科の母乳外来や、母乳相談室などに相談してみましょう。

また、睡眠時間が足りなくて体力的につらいときは、家事を少しお休みし、眠れるときは眠るなど、自分の体をいたわってあげましょう。

 

○自由時間がない

育児に休日はありません。24時間赤ちゃんのお世話だけで、今まで趣味などに費やしていた自分の自由な時間がなくなります。

乗り越え方

次の授乳までの隙間時間を上手に活用し、短時間でリフレッシュする方法がおすすめです。休日、パートナーに赤ちゃんを任せて一人で買い物に出かける、読書をする、とっておきのお菓子を食べるなど、ささやかでも「自分一人の時間」が持てれば、良い気分転換になってリフレッシュできます。

[生後6カ月〜2歳]

○好奇心が旺盛で目が離せない

6カ月~2歳くらいの子どもは、好奇心が旺盛なので大人のまねをしたり、なんでも口に入れたりします。そのためちょっとでも目を離したすきに、事故が生じる危険があります。階段やベッドから転倒、熱いものを触ってヤケド、医薬品やおもちゃの誤飲などの事故が生じるリスクがあり、子どもから目を離せません。

厚生労働省も、自宅での医薬品の誤飲事故が、6カ月~2歳児に多いとして注意喚起しています。

乗り越え方

子どもにとって危険の可能性があるものは、徹底して身近に置かないようにして、ケガや誤飲のリスクを回避しましょう。日中、子どもが遊ぶスペースをベビーサークルで囲ったり、部屋の入口にベビーゲートを設置して安全を確保しましょう。

 

○夜泣き

夜泣きは、昼夜の区別がはっきりしてくる生後6カ月くらいの時期から始まり、多くの場合、2歳頃には収まると言われます。夜泣き=成長の証とも言えますが、理由もわからずに夜通し泣き続ける場合もあり、パパやママは、泣き声にイライラしたり、寝不足で疲弊してしまいます。

乗り越え方

夜泣きは、いつまでも続くのではなく年齢が上がるにつれてなくなります。

  • 寝る前にブルーライトを発するテレビやタブレットを見せない
  • 昼寝時間が長くなりすぎないようにする
  • 寝る前の行動の習慣化
  • 日中、なるべく太陽の光を浴びる

夜泣きを改善するためには、上記の方法が有効と言われています。できることからぜひ取り入れてみてください。

[2歳~3歳 ]

○魔の2歳児に始まるイヤイヤ期

2歳くらいの時期は自我が芽生え、何に対しても「イヤ」と拒否をする、イヤイヤ期が訪れます。イヤイヤ期の子は魔の2歳児とも言われ、毎日子どもの言動に振り回されて、育児が大変だと感じる方が多いのです。

乗り越え方

イヤイヤ期を乗り越えるためには、子供が「イヤ」といったら少し時間をおいてみる方法がおすすめです。「イヤ」な理由を聞いてあげるのも有効です。ママに気持ちを受け止めてもらうことで安心し、その後すんなり親の要求を受け入れてくれる場合も多いです。

 

3歳を過ぎて幼稚園に入園するころには、徐々に言葉で意思の疎通ができるようになります。おむつが完全に外れ、着替えも1人でできるようになり、食事も大人と一緒のメニューになってくるので、子育ては3歳を過ぎた頃から、徐々に楽になってきます。

子どもは毎日少しずつ成長しているのです。子どもの成長を近くで見守ることは、パパやママにたくさんの幸せも与えてくれます。

どの時期でも共通して言えるのは、無理に1人で抱え込みすぎないことです。視野を広く持って、利用できるサービスはどんどん活用しましょう。今回ご紹介した乗り越え方を、ぜひ参考にしてください。

参照:保育のひきだし