子どもの好き嫌い、食べムラについて

皆さんこんにちは、保育士兼歯科助手の山邊です。最近は、日中でも冷え込むようになり、厚手の上着が手放せなくなりましたね。私はとても寒がりなので、貼るカイロをいつも腰にしのばせています。我が家の猫たちも、寒くないように皆でかたまって寝ているのですが、その姿がとても可愛くて、すぐに写真を撮ってしまいます。皆さんは普段どのような寒さ対策をしていますか?最近はインフルエンザも流行っていますので、体調に気をつけて過ごしましょう。

 

さて、今回は子どもの好き嫌いや食べムラについて、お話したいと思います。

食べ物の好き嫌いは、だいたい2~4歳くらいになるとはっきりしてくることが多くなります。これは、2歳頃から自我が芽生えるようになるからだと考えられています。イヤイヤ期の時期でもあるので、何でも自分で決めたいという気持ちが強く、自分の意思を通そうとすることで好き嫌いにつながってしまうのです。食べるよりも遊びたい気持ちが強かったり、眠いなど、気分によって食べたり食べなかったりするムラ食いも多くなります。

 

では、好き嫌いや食べムラはどう対処していけば良いのでしょうか。

①一緒に食べる人が美味しそうに食べる

一緒に食べる人の姿やその場の雰囲気で、子どもの食事に対する気持ちは変わります。一緒に食べる人が美味しそうに食べる姿を見せることで、子どもの食べたい気持ちを育てることもあります。楽しい話をしながら食事をしたり、食べることができたら大げさに褒めてあげるなど、とにかく子どもの気持ちを持ち上げること、楽しい雰囲気づくりを意識してみましょう。

②味付けや触感、見た目を変える

子ども達に食べたくない理由を聞くと、硬いから、酸っぱいからなど、味や触感を理由に食べないことがあります。口に入れても噛み切れずに口から出してしまうこともあります。そういった時には柔らかく煮込んだり、蒸したり、みじん切りやすり潰すなど調理方法を変えてみたり、味付けは子ども達が好きなカレーやケチャップ、マヨネーズにしてみたり、正直手間はかかってしまいますが色々な工夫をしてみましょう。

③子どもと一緒にご飯の支度をする

一緒に食事の支度をすることで、食材に親しみをもったり、苦手な食材にも興味をもつきっかけになったりします。一緒に支度をする時間がない時は、買い物や盛り付けを一緒に行うだけでも効果的です。また、野菜を育てるところからはじめてみるのも効果的です。私も実体験で、トマトが苦手だった子がプチトマトを育てた時に、最後は美味しいと言って食べてくれたことがありました。自分で育てたという達成感や、お手伝いができたという達成感が食べる意欲につながることもあります。