口腔機能回復について

みなさん、こんにちは!

かさはら歯科医院、歯科衛生士の山﨑です!

暑い日が続きますね🥵

熱中症や体調不良にならないように、栄養と水分補給を徹底して行っていきましょう!

私は最近、日焼けを避けるために自宅で読書をしながら日々のんびりと過ごしています📚

さて、本日は
「口腔機能回復(機能的口腔ケア)」
についてお話していきます。

まず、口腔機能とはなんなのかについて説明していきますね。

口腔機能とは
①捕食(食べ物を口に取り込むこと)
②咀嚼
③食塊(噛んだものと唾液でやわらかくした塊)の形成と移送
④嚥下
⑤構音
⑥味覚
⑦触覚
⑧唾液の分泌
などに関わり、人が社会のなかで健康な生活を営むための必要な基本的機能です。

そして、これは年齢重ねるごとに衰えていきます。
この口腔機能が衰えると、誤嚥、むせ、噛めない、口腔乾燥など、様々な問題が発生してくるのです。

これらが引き起こされる前に
「口腔機能回復(機能的口腔ケア)」を行い、口腔機能低下を防ぐことができるのです。

では、どのように行っていくのかお話していきますね。

①健康体操(お口のリハビリ体操)について
お口の周りを筋肉を、積極的に動かすことによって、唾液の分泌が促進され、咀嚼、嚥下、発音などの機能の衰えを防止し、また、脳への適度な刺激で、顔の表情も豊かになっていきます。
脳血管障害で麻痺が起こったら、リハビリを行うのと同じように、お口に麻痺があったら、積極的にリハビリをして、廃用性萎縮を防ぎましょう。

②口腔機能の保持、回復のための体操

・ゆったりとした姿勢で、背筋を伸ばして行います
・手はお腹に→鼻から息を大きく吸い込み、口をすぼめて大きくゆっくり吐く
・深呼吸しながら首の運動
・首を左右に傾ける
・左右横を向く
・大きく回す

③顔面体操
口のまわりの筋肉を、運動させたり刺激を加え、機能低下をおさえ、食べこぼしなどを防止します。

・口を横に引く
・唇を突き出す
・頬を膨らます
・息を吸い込む
・声を出す
↑これらは、個人個人にあったペースで、リズミカルに行いましょう

④舌のストレッチ
舌の動きがスムーズになると、食べものを咀嚼したり、飲み込んだりする動きはもちろん、発音や唾液の分泌も促進されます。

・口を開けたまま、舌を前方に突き出す
・口を大きく開けて、舌を上顎につける
・口を開けたまま、舌を左右に出す
・口を開けて、舌先で唇をなめる

⑤唾液腺のマッサージ
唾液は、加齢によって分泌能力が低下したり、内服薬などの影響で、口が乾きやすくなります。
マッサージをして、唾液の分泌を促しましょう。

・顎の下に指をおき、ゆっくりグーッと押す

いかがでしたでしょうか?
口腔機能を保つために、自宅でトレーニングを行ってみてください!

ご拝読ありがとうございました。