子どもが外遊びをするメリットとは?

皆さんこんにちは、保育士兼歯科助手の山邊です。最近は梅雨入り前の時期ということもあり、雨が降ったり、晴れたりと不安定な天気が続いていますね。私は雨が降った日には、部屋の中で猫たちと寝転んで過ごしたり、好きな動画を見たり、部屋の掃除をしたりして過ごしています。皆さんは雨の日には、どのように過ごしていますか?まだ朝晩の寒暖差も少しありますが、体調に気をつけて元気に過ごしていきましょう。

 

さて今回は雨の日の話とは少しはなれてしまいますが、子どもが外遊びをするメリットについて、お話していきたいと思います。皆さんもご存じの通り、今月から新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことで、感染症対策の緩和も進み、外出されるかたも多くなってきたのではないでしょうか。子どもたちが外で遊ぶ姿も、よく見かけるようになったと感じます。近年ではコロナウイルス感染症により、外遊びも制限されていましたが、外遊びが増えてきた今、外遊びのメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

 

・子どもの基礎体力が養われ、健康な体をつくることができる。

外遊びをすることで基礎体力や、運動機能の向上が期待できます。歩く、走る、跳ぶなどの下半身を中心とした動きや、ぶらさがる、投げるなどの、上半身を中心とした動きなど、様々な動作を求められるため自然と体力がつき、身体の動かしかたも上手になっていきます。また、子どもたちにとっては、散歩先の行き帰りを歩くだけでもかなりの体力を使います。外に出かけることで気温の変化を肌で感じることができ、遊んで汗をかくことで基礎代謝、体温や血圧の調整能力など自律神経の向上にもつながっていきます。

 

・子どもの積極性や意欲が育つ。

家の中での遊びと比べると、外遊びは自由度が高いため、子ども自身が積極的に考えて動かなければいけない場面も多くあります。自然の中でどう遊ぶか、遊具を使ってどう遊ぶかなどを考えて自分で動き出すため、積極性が高まります。また、外遊びは家の中では得られない体験を得ることもできます。自然のものや、家族以外の人との関わりなど、普段とは違う環境の中で、不思議に思う気持ちや好奇心が育まれ、なんでだろう、やってみようという気持ちを自然に引き出し、子どもの意欲が育ちます。

 

・子どもの脳が活性化され、認知能力も育つ。

集中力を高めるためには座学を考える人も多いかと思いますが、集中力を高めるためには体を動かして遊び、前頭前野を活性化させることが大切です。外に出て普段とは違う景色を見たり、違う音を聞いたり、思いきり体を動かしたりすることで、多くの神経が刺激を受け、また、前頭前野も刺激を受けるため脳が活性化されて、集中力もアップします。外遊びといえば体を動かすことに注目されがちですが、実は脳もたくさん働いているのです。

 

他にも、家以外の人との関りの中でコミュニケーション能力が育ったり、交通ルールを知ったり、守ったりして社会の決まりを学んだりすることもできます。これからは梅雨の季節になりますが、梅雨があければ外遊びや、プール遊びなどがたくさん楽しめる夏がやってきます。子どもたちがのびのびと外遊びを楽しめるように、大人は子どもたちに危険がないようにしっかり見守ってあげましょう。