はじめまして!

皆さん、はじめまして!

今月からかさはら歯科医院で常勤歯科医師として働いている室月です。
今回は初投稿ということで、僭越ながら自己紹介をさせていただきます。

皆さんは歯科医院にどのようなイメージを持っていらっしゃいますか?

自分が初めて歯科医院に行ったのは、忘れもしない小学1年生の頃です。

前歯の乳歯の後ろから永久歯が生えてきたことを心配した母親が「歯医者さん」に連れていってくれました。

当時、訳が分からないまま、椅子に座って、「お口を開けて」と言われたので、口を開けたその瞬間痛い注射をされて泣いてしまったのを覚えています。

なんとか暴れるのは我慢したものの、あまりの恐怖でその後のことはあまり覚えていません。

その時の自分は幼いながらも、歯医者さんって淡々と黙々と治療しているなというイメージを持ちました。

数年後違う地域に引っ越して少し経った頃、今度は奥歯の乳歯の下から永久歯が生えてきたということで再び歯医者さんに足を運ぶ機会がありました。

多少成長はしているものの、幼い頃の歯医者さんのイメージを持っていたため、行くのが非常に億劫でした。

気分が沈んだまま、診療室に向かうと、今度は先生が明るく迎え入れてくれ、診療台でたくさんいろんなお話をしてくれました。

そして今からやる治療のことを、小学生の自分に分かりやすい言葉で一つ一つ丁寧に説明してくれて、非常に安心してお口を開けたことを覚えています。

治療も先生とお話ししている間にいつの間にか終わっていて、「えっ!?もう終わり!?もっと先生とお話ししたい!」とまで言ってしまいました。

この日を境に歯医者さんに対するイメージがガラリと変わりました。


人間はこれから行うことや使う道具に対して、分からないことや不明確なことがあると、恐怖や不安を感じることが多いと思います。

これは子供に限った話ではなく、大人にもあてはまることです。

私はこの時の経験をもとに、まずは患者さんとお話をすること。

そして患者さんの不安や心配なことをお聞きして、それを払拭すること。

それを診療で心掛けています。

そして私は診療の説明をした最後に、「何かご質問はございませんか?」と必ずお聞きするようにしています。

人によって、疑問に思うことや気になるポイントが違うことがあるからです。

少しでも疑問があった場合は、必ずしも解決したいと考えていますので、なんでも聞いてください!


自分の話に戻りますが、私が大学を卒業後に大学院にて小児歯科を学びました。

幼い頃の自分の経験があったからこそ、お子さんに「歯医者さん」の間違ったイメージを植えつけたくないと考えています。

成人と子供ではしっかりと説明をするといった根本的なことは変わりありませんが、アプローチの仕方はその人にあったアプローチが必要となってきます。

初めて歯医者さんに行くことになって不安なお子さん、歯医者さんに嫌なイメージを持って行くのが億劫になっている方。

是非、私とたくさんお話しをしましょう!

自分がそうしてもらったように、たくさんの方が歯医者さんに行きやすくなるような診療をご提供できればと考えております。

これからどうぞよろしくお願いします!