子供の虫歯の予防

こんにちは♪歯科衛生士の泉です(o^^o)

毎日暑い夏が来ましたね〜🌻小学校の子供達も夏休みに入り、お母さん達にとっては、お昼ご飯など、色々と大変な日々ですが頑張って乗り切りましょう!!

さて、私にも5歳と7歳の子供が居ますが、子供を持つ親にとって、

『かわいい我が子をむし歯にさせたくない!』

『むし歯の痛みを我が子には味わって欲しくない!』 というのは最大の関心事ではないでしょうか?

初めての乳歯が生えてから、むし歯予防!ということで毎晩歯磨きしているのに 3歳児検診の時に一本や二本は虫歯が見つかってしまう、、、 そういった経験を持つ方が多いのではないでしょうか?

実際乳歯は永久歯よりも、エナメル質、象牙質が弱いのです💦

その結果、むし歯菌(ミュータンス菌)の出す酸に対してあっという間に 神経までに達してしまうことがあります!!

そこで、歯を守るための4つのキーワードについてお話ししたいと思います。

1.歯磨き

『歯磨きは毎日しています!』という方は多いでしょう。ただ、3歳未満ぐらいまでのお子様はうがいが出来ないことが多いので、歯を磨いてあげても口の中をゆすぐことが出来ません。

歯磨きが終わった後、必ず、ガーゼで歯の表面を拭いてあげてください。そうすることでお口の中に虫歯の原因となる糖分が残るのを防ぐことが出来ます。

なお、仕上げ歯磨きは仰向けにして、明るいところで磨くと良いと思います。

 2.フッ素

これは本当に大切です!『歯を強くするフッ素入り歯磨き粉!』等と、コマーシャルでやっている内容は本当です。

フッ素は各種ワクチンとは違い『一回塗れば終わり』ではなく、定期的に塗ることによって歯質を強くし、初めてむし歯菌の出す酸に対して抵抗性が出ます。

ご家庭で毎日フッ素入り歯磨き粉を使用するのはもちろん、市販されているフッ素のスプレー(レノビーゴ)を使用するのも良いと思います。ただ、歯科医院には歯科でしか取り扱えない濃度のフッ素(フルオールゼリー)がありますので、ぜひ定期健診にこられてフッ素を塗ることをお勧めします。

また、シーラントと呼ばれる、奥歯の溝にフッ素を含んだ樹脂を詰める治療(健康保険適用)もお勧めします。

3.正しい食生活

ズバリ、『ダラダラ食いをしない事!』これにつきます! 皆さん、pHってご存知でしょうか? よく、CMなどで酸性、アルカリ性という言葉を耳にすると思いますが、その程度を示す単位です。

実はお口の中も甘い物を食べると、ミュータンス菌の産生する酸により、酸性に傾きます。それが食後3060分すると、唾液の力(緩衝能といって中性に戻す力のことを言います。)によって中性になり、溶けた歯を再石灰化して修復している のです。

それが、ダラダラ食いをしてしまうと、お口の中が酸性に傾いたままになり、むし歯が発生してしまいます。食べる度に歯みがきをすればむし歯ができないわけではありません。おやつの回数と時間をを決めることが大切です。3歳以上では1日1回、3歳未満では2回を目安にしましょう!

4.定期健診

定期的に歯医者さんにみてもらう事は非常に大切です!

先に述べた、予防法はやっている!という親御さんもいるでしょうが、 プロの目で明るいライトの下でしっかりと見ることで発見されるむし歯もありますので是非!歯医者さんでの健診をお勧めします(o^^o)夏休みの期間中にお子様と来院してみてはいかがでしょうか?お待ちしております♪