こんにちは★
歯科衛生士の東城です。
最近は気温の寒暖差が激しく、体調も崩しやすい時期ですね💦うちの子供達も風邪を引きなかなか治らず…(>_<)💦
皆さんも体調管理に気をつけてお過ごしください。
それでは、今回は「子供の癖」についてお話ししたいと思います!
癖とは習慣的なものなので、絶えずお口やあごの骨に持続的な力がかかり長期的に続くようであれば、歯並びや咬み合わせに影響を及ぼしてしまいます💦
どのようなものが悪い影響を与えてしまうかというと、
①指しゃぶり
②口呼吸(こうこきゅう)
③頬杖(ほおづえ)
④歯ぎしり
などがあります。
①指しゃぶり
「子ども自身が自分の心を落ち着かせるための行動」と考えられています。卒乳した子供は眠くなると心の安らぎを求め、そこでママのおっぱいに代わるものとして自分の親指を乳首にみたてておしゃぶりをするようです。
また、不安を解消するためにも無意識のうちに指が口に運ばれているようです。
歯並びへの影響を考えると、指しゃぶりは乳歯がそろっている3~4歳頃までにやめればといいとされています。それ以下の年齢であれば無理にやめさせる必要はないようです。逆に5歳を過ぎても指しゃぶりがやめられない場合は、あごの骨や、これから生えてくる永久歯に影響を及ぼすことがあるので注意が必要です!(指しゃぶりをすることで上下の前歯の間に指が入り、そこに隙間ができて前歯が咬まなくなってしまいます)
②口呼吸 「口で呼吸をすること」です。
口呼吸になっていると、口の中が乾燥し、唾液の殺菌作用が機能せずに虫歯や歯肉炎が発症しやすくなります。また喉のリンパが乾燥し、そこからウイルス感染しやすく風邪を引きやすくなります💦
また舌の位置も正常とは異なるので、あごの成長発育にも悪影響を与えます。さらに一般的に口呼吸の子供は、唇の力が弱いので「出っ歯」傾向になることがあります。
何気なくテレビを見ている時などお子様の口元を観察してみてください!「ぽかん」とお口を開いていたら、口呼吸の疑いが…💦また、歯に汚れが付いてないにもかかわらず歯茎の腫れが見られるようであれば口呼吸の可能性があります。
③頬杖
本を読む時、文字を書く時など、その状況にもよりますが実は頬杖も悪い癖の1つです。 頬杖をつくと下あごに頭の重みがのしかかります。わずかな力ですがあごの骨に毎日伝わり続けることで、あごの変形や顔のずれ、歯列不正を徐々に招くことが…💦
④歯ぎしり
乳歯の生える時期や永久歯への生え変わりの時期には、成長によりあごの位置や噛み合せが一時的に不安定になります。そのため安定したあごの位置を定めるように歯ぎしりをすると言われています。
乳歯は永久歯より柔らかいので大きく削れていますが、かぶせ物などの治療が必要な場合はあまりないようです。
もし治療が必要な場合は、「ナイトガード」といわれるマウスピースを寝る前に付けて寝ます。それにより夜間に歯が削れるのを防止します。
このように日常の何気ない習慣によって、歯やあごの不調を起こしている可能性もあるので子供の癖をまずは観察してみましょう!