唾液の出し方

こんにちは😃

歯科衛生士の加藤です!

暑い日が続いてますね。乾燥しやすい季節なので口腔乾燥症についてお話しします!

お口の中には唾液腺があります。

唾液腺には、耳下腺、顎下腺、舌下腺の三大唾液腺と、舌や口腔粘膜に散在する小唾液腺があります。全唾液の90%以上は三大唾液腺でつくられ、導管を介して口腔内へ分泌されています。

唾液は、味を感じるためには味物質が唾液などの水分に溶けた状態でないと反応しないため重要な働きを持っています!

そんな唾液が減少してしまうと、口腔の健康を急速に損なうばかりではなく、QOLを低下させることにもなります!

口渇に苦しむ人には

・咀嚼障害

・嚥下障害

・発音障害

・義歯の維持力の低下

・味覚異常

・口腔衛星の不良

・口腔粘膜の外傷と潰瘍形成

・カンジダ症などの口腔感染症

・う蝕の進行など

口腔乾燥症は、高齢化が進むにつれ増加傾向にあります。高齢者は多種類の薬剤を服用することが多く、一般的に処方される薬剤の多くはその副作用によって唾液分泌量を減少させることが明らかになっています。

口腔乾燥、ドライマウスを予防するには、唾液の分泌を促進する方法が1番です。

🌀唾液腺マッサージ

大きな唾液腺があるところを指でマッサージして唾液を出します!

1耳下腺

耳たぶの下で、頬骨のでっぱりのすぐ内側。人差し指から小指までの4本の指を頬にあてて、上の奥歯あたりを回してマッサージ(10回)

2顎下腺

下顎の左右の骨のそれぞれの中央のすぐ内側、顎骨のでっぱりから3センチほど内側。親指を使って押します。(5回)

3舌下腺

舌の付け根こ真下で一ヶ所、両手の親指を揃えて、顎の真下から舌をつきあげるようにゆっくりグッと押す(10回)

マッサージの仕方に決まりはありませんが、食前が、おススメです。ここに示した動作や回数は目安なので、テレビを見ながらや好きな音楽に合わせてリラックスしてやってみてください!

痛くないほどの力で3分ほどして、唾液が出てきたこと実感できればオッケイ👍です。

他にも口の周りの筋肉トレーニングがあります。

〈「イー、ウー」の口の動き〉

「イー」は前歯が見えるように。「ウー」は口先に力を入れて口を突き出す形でやって下さい。

〈舌鳴らし〉

舌先を前歯の付け根に3秒ほど押し付けてから、舌を鳴らしてみてください。舌を動かすことが大切なので、うまく舌打ちができないという方は、タッタッタッと、とにかく舌を動かしてみて唾液を出しましょう!

 

簡単なので毎日気軽に実践してみましょう!!