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オーバーブラッシングについて

 こんにちは、仙台市宮城野区のかさはら歯科医院、歯科医師の高橋です。
 今回のまめ知識は、前回の続きで、「ゴシゴシ磨き」別名「オーバーブラッシング」の害についてお話していきたいと思います。
 ところで普段、皆さんがされているブラッシングは、過去に学校や通院されている歯科医院で、正しいブラッシングを指導されていたかと思いますが、
 気がつくと、自己流のブラッシングに戻ってしまい、現在では、かなりアレンジされている方が多数いらっしゃることと思います。
 実は、それは自然なことなのですが、気がつかないうちに、過度のブラッシング圧が歯の根元にかかってしまい、歯のすり減りが起こってきてしまうのです。
 自分自身で、健康な歯をブラッシングで無意識に削ってしまっているのです。もったいないことです。
 歯の根元の磨り減りが大きいと、知覚過敏になったり、重度な方だと神経まで、取らないといけないことになります。
 歯の神経を取ると歯の寿命が短くなると言われています。症例によっては、歯を虫歯でもないのに、早期に失うことにもなりかねません。

 それでは、どうしたら歯の磨り減りを招かずにブラッシングすることができるのかということですが、
 基本的に歯磨きで、重要なのは、病気のもととなる悪い影響を及ぼす汚れを落とすことです。
 それは、歯ブラシ以外で、汚れが落ちれば、ブラッシングしなくても問題ないということにもなります。
 歯ブラシに頼る予防をしなくとも大丈夫、という内容の書籍が数多く出回っていますが、だいたいはそのような内容でした。
 私としては、定期的な検診が時間的に可能で、実際定期的に受診されている方であれば、問題ないのですが、
 そうできない方が、それらの方法を実践されるとなると、後々取り返しがつかない事になるような気がしてなりません。
 歯ブラシを使わないことで、落ち切れなかった汚れが、頑固な歯石に変わったときに、どうなってしまうのか、
 検診を受けられず、そのまま重度な歯周病になってしまったら、それはそれは恐ろしいことだと思います。
 それと、ブラッシングの他に、歯の磨り減りを招く原因として、その人それぞれの生理的な習慣で、歯にヒビが入ったり欠けたりすることはけっこうあることなのですが、
 それは自然な生理現象で、変えようと思ってもなかなか変えられないものなので、避けられないものと考えたとき、
 変えられるものは何かと考えてみたら、日常のブラッシングを少しだけ工夫して、歯によりダメージを与えないようにするのも、賢い選択肢と言えるでしょう。
 日頃何気なくやっている歯磨きですが、一日3回歯磨きをされる方は年総回数は1000回以上、ケアされている計算になります。その回数分、歯にダメージがかかる訳です。
 
 とにかく歯にダメージを与えないようにする歯磨きの方法として、私が考えるブラッシングのコツとしては、できるだけ柔らかい毛先の歯ブラシを使ってペングリップで持ち、
 歯磨き粉を米粒1個程度の量で、口の隅々までやさしく磨くことです。そしてそれでも落ちなかった汚れは、定期健診で取るという方法です。

 私の場合ですが、歯周病が重度に進行している方で、優しいブラッシングがうまくいっていない方などを、
 症例によっては外科手術後に使用するものすごく柔らかい歯ブラシをお勧めしたりすることもあります。

 日々のケアは皆さんが考えているよりも、とても重要です。歯に優しいブラッシングを取り入れて快適な生活を送っていただきたいと思っています。
 最後まで読んでいただいてありがとうございました。また来月もよろしくお願いします。
 
 

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