粘膜の保湿🍎

歯科衛生士の岡田です🍎

 今回もドライマウスについて書いていこうと思います🐭

 前回の続きとして、【粘膜の保湿】について詳しくお話ししていきます。

 ドライマウスでは粘膜の保湿が重要となります。

口腔内の保湿は

・保湿剤

・保湿装置

・居室の保湿

によって行うことができます🙄

 粘膜の保湿は、口腔粘膜の状態を改善させることが重要な目的となります。

 そのため、口腔乾燥感がただちに改善されないという理由で、保湿剤の使用を中断することは望ましくありません。

 ドライアイ🤪の治療において、人口涙液の点眼によりめの角膜上皮の異常治癒し、このためにドライアイの自覚症状が改善されます。

 口腔粘膜についても同様に、保湿剤の保湿効果や保湿剤に含まれる薬用成分の効果によって、口腔粘膜上皮の異常の改善が期待されます。

1.保湿剤(湿潤剤)

水分を保持する性質を持つ物質、粘膜を覆う効果を待つ物質、唾液を刺激する物質等を配合することにより、保湿効果が期待される製品です。

🗣保湿剤配合の洗口液

 ヒアルロン酸ナトリウムの含有により、ヒアルロン酸が多量の水分を保持する性質を利用した製品があります。ヒアルロン酸ナトリウムは、関節部の疾患に用いられることが多いですが、他にもドライアイに対する点眼薬や、眼科手術の際の補助剤としても用いられています。

 洗口液の使用方法は、適量を口腔に含み、20~30秒すすいでから吐き出します。

🗣保湿ジェル

 ゼリー状で、口腔内を湿潤させます。

 保湿ジェルの使用方法は、食後および就寝前の歯磨きの後に、指先に約1㎝の量を乗せ、指先または舌で、まんべんなく口全体に広げます。技師を使用している場合は、義歯床の裏側に塗布すると、比較的効果が、長持ちするようです。

🗣保湿スプレー

 口腔乾燥感を感じた際に、口腔内に数回スプレーして使用します。うがいができない時に効果的です。

 口腔浄化スプレーの場合、口腔内に行き渡らせてから吐き出します。

2.人口唾液

 唾液の代わりに口腔内を湿潤させます。口腔粘膜上皮細胞の乾燥防止と、細胞の正常な機能を保持させるためのものです。

 シェーグレン症候群および頭部の放射線照射による唾液腺障害に基づく口腔乾燥症による症候の緩和に適応がある医薬品で、病院での処方が必要です。

3.保湿装置

 義歯に水分を保持する部分を設けたものです。義歯タイプや歯に被せるナイトガードタイプがあります。保湿装置と粘膜の間に置いたガーゼに水分や保湿ジェルを含ませて使用します。

4.その他

 口腔の保湿のために、夜間の口呼吸を防止するテープも市販されています!!

ドライマウスが気になる方は是非試してみてください🌬