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マウスウォッシュを使った口臭予防

こんにちは!かさはら歯科医院、歯科医師の平山です。

以前、舌ブラシについて書いた時に口臭についてお話ししましたが、今回も口臭について書こうと思います!

まずは口臭が発生するメカニズムについてです。

 口臭が発生するメカニズム

       

口臭の種類

ひとくちに口臭といっても実は「口臭症」には細かな分類があります。もし口臭症になっている場合、口臭症の種類によって治療法や対処法が異なってくる場合があります。

下に口臭症の国際分類について書いています。自分の口臭はどれに分類されるのかしっかり診断してもらうことは、口臭の治療にとって大切だと思います。

口臭症の国際分類

 

Ⅰ. 真性口臭症

社会的容認限度を超える明らかな口臭が認められるもの

1. 生理的口臭(約6割が舌苔に由来する)

2. 病的口臭

A. 口腔由来の病的口臭:歯周病やう蝕による原因が大部分

B. 全身由来の病的口臭:口腔以外の上気道・呼吸器系疾患、糖尿病や

肝臓病などが原因

 

Ⅱ. 仮性口臭症

患者は口臭を訴えるが、社会的容認限度を超える口臭は認められず、検査結果などのカウンセリングにより訴えの改善が期待できるもの

 

Ⅲ. 口臭恐怖症

口臭は認められず、真性口臭症、仮性口臭症に対する治療では訴えの改善が期待できないもの(心身症、神経症など精神科領域の患者が多い)

 

口臭症の国際分類に基づく診断別比率では、実際に約6割が生理的口臭と病的口臭で、その口臭発生源は、80%以上が歯科の専門領域である口腔局所に限られています。また、口臭原因菌の大部分は、歯周病の原因菌でもあることから歯周病患者の多くに口臭が確認されます。

 

マウスウォッシュを使った口臭予防

口臭由来の病的口臭の大部分が、歯周病菌をはじめとする口内細菌が作り出したバイオフィルムから発生します。我が国では、大部分の人が1日に2回以上歯磨きする習慣が定着しているにもかかわらず、現在20歳以上の約72%、40代~60代では80%以上が歯周病にかかっています。このことから、ほとんどの成人が歯周病菌をはじめとする口内細菌の作用で作り出される口臭のトラブルを抱えていると考えられます。

口内における歯の表面積は約25%で、舌や歯ぐき、口腔粘膜、咽頭などが残りの75%を占めていますが、口臭の元をつくるバイオフィルムは、歯の表面だけでなく、こうした口内全体のあらゆる場所をすみかとしています。ですので、口臭の予防には、歯磨きと薬用のマウスウォッシュで口内トラブルの原因、バイオフィルムをしっかり殺菌することが必要です。

バイオフィルムは、毎日の歯磨きで物理的に除去することができます。しかし、歯ブラシだけでは、歯と歯の間に約4割ものバイオフィルムが残ります。磨き残したバイオフィルムには、細菌を化学的に殺菌するマウスウォッシュが効果を発揮します。

一方で、口臭を予防する製品は、数多く市販されています。口臭予防目的の化粧品に分類される製品は、臭いを分解して消臭したり、香りの強い成分で口臭を隠すマスキング効果によるところが大きいために、爽快感や香りが得られますが、一時的に口臭を予防するだけであり、根本的な解決にはなりません。

臭いの元凶となる微生物の発生を抑えるためには、化学的プラークコントロールの手段として、歯周病治療に加え、殺菌力のある医薬部外品に分類されるマウスウォッシュを使用して、口臭の発生過程に関与する口内細菌を日常的に殺菌するのが効果的です。

また、舌の後方2/3の部分に多く存在する舌苔の清掃を行うことも口臭予防に役立ちます。マウスウォッシュは口臭の原因である舌苔や粘膜にも効果が及びます。

 

ぜひ口臭予防のひとつとしてマウスウォッシュを活用してみて下さい!

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