タバコの口腔内への影響

こんにちは😃

歯科衛生士の加藤です!

今回タバコによる危険性についてお話しします。

1 口腔ガン

胃や肺と同じように、口の中(舌や頬)にもガンは発生します。そこに喫煙、強アルコール性飲料、不潔な口腔環境、合ってない入れ歯などが関係しています。

毎日タバコを吸っている人は、吸わない人に比べて2.57倍も口腔ガンにかかりやすくなります。

その他、肝臓ガン、食道がん、胃がん、胃潰瘍、気管支喘息、気管支炎などの危険性も高くなります。

🌀口腔ガンの割合は、発生するすべてのガンのうち、男性:約5%  女性:約2.5%を占めるといわれており、東南アジアの男性においてはもっとも多い悪性腫瘍の1つです。

⭐️タバコ製品と過度のアルコール摂取を避けることが最善の予防手段です!

 

2 タバコの本数と肺ガン

一日9本まで(平均5本)しか吸わなくても、死亡率は2.2倍になります。

3 若年者とタバコ

若年者のからだには、成長途中(未分化)の細胞が多いため、タバコを吸い始める年齢が若いほどガンになりやすく、死亡率が高くなります。

また、未成年でタバコを吸い始めると、ヘビースモーカーにもなりやすくなります。

 

また、タバコを吸わない人が、他人のタバコの煙を吸わされること受動喫煙による影響もあります。

1 夫のタバコでガン

夫がタバコを吸うと、妻は自分が吸っていないにもかかわらず、肺がんになりやすいことが分かっています。

2 お父さんのタバコで

妊娠中の胎児には

父親が20本以上の喫煙者の場合

吸わない父親の3倍以上の割合で奇形児が生まれるという。

タバコと赤ちゃん

家族がタバコを吸っていると、子供は肺炎や気管支炎にかかりやすくなります。

3 妊娠とタバコ

喫煙していた母親の子供は、非喫煙の母親からの子供より、身長の発達が7〜9ヶ月遅れるだけでなく、知能も遅れていると報告されています。

 

そして、歯周病にも影響しています。

喫煙は、煙の熱などの物理的な刺激と、ニコチンなどの有害物質の化学的刺激により、歯肉への血流不足や歯肉組織への繊維化(角化)が起こり、歯周疾患の発症を見えにくくし、治癒の遅延や歯周疾患を悪化させます。

また、喫煙者の歯肉は免疫機能が低下しているため、炎症症状が現れにくく、検査でもそれほど出血が見られないため、気がついた時には重度の歯周疾患にまで進行していることがあります。

 

タバコは悪いものと知っていてもなかなかやめられないですよね?まずは危険性を理解する事が重要であり、禁煙への第一歩だと思います‼️