糸ようじと歯間ブラシの正しい使い方

こんにちは!衛生士の八戸です✨🙋‍♀️
今回は、正しい糸ようじ(フロス)と歯間ブラシの使い方について説明したいと思います!
なぜ歯ブラシ以外の清掃用具をしないと行けないの?と疑問に思う方も多いと思います。なによりめんどくさい…と思うかもしれません。
普段、お部屋のお掃除をするのを想像すると理解しやすいです!歯は動かせないので、大きい家具と同じように、掃除機が入らないところはモップを使用します。お口の中も同じです✨🤔
歯は人の口の中によって複雑に並び、さまざまな形態をしています。また、年齢を重ねるにつれて、歯茎が下がり、隙間に食べかすが残ってしまいます。年齢や個人に合わせた歯磨きの仕方を身につけましょう✨
この2つの目的は、ずばり、歯ブラシと同じように歯垢の除去です!歯ブラシだけでは届かないところに使用します。
虫歯や歯周病の原因は磨き残しです。また、食べカスがお口の中にずっとあることで、歯垢が発酵し、口臭の原因に繋がることもあります。また、フロスが引っかかることで被せ物の不適合に気づくことができます。フロスによる出血や臭いで虫歯や歯周病の早期発見にも繋がります!
糸ようじと歯間ブラシの違いとは??見た目から分かるように、フロスは歯の間が狭いところに利用します。これを間違えてしまうと、逆効果で、歯茎を傷つけてしまいます😭反対に歯間ブラシは、歯の隙間が広い部分、そして繋がった被せ物の下の部分の汚れを落とすのに最適です✨

「フロスや歯間ブラシを使用すると出血するのが怖い…!」歯ブラシが届かず汚れが残っていると歯茎が腫脹します。その影響で少しでも触れると出血してしまうのです🤓歯磨きを頑張っていれば出血は落ちついてきます!
ただし、強く力を入れすぎて出血している場合もあるので、優しく使用しましょう!

「どれくらいの頻度で使えばいいの?」歯は毎日使う大切ですなものです!フロスと歯間ブラシは毎日使いましょう!できれば毎食後が好ましいですが、時間がある夜にしっかり歯磨きするのがオススメです!

「何歳から使えるの?」歯が生えたらすぐに使用できます!最初、子供の歯は間があいているのですが、生え揃ってくると隙間が狭くなっていきます。大人の歯に比べて、子供の方が歯の間が狭く、虫歯になりやすいです!お子さんも毎食後のフロスを心がけましょう👶挿入と力加減が難しいので、親御さんでの仕上げ磨きのご協力お願いします🙏

◎フロスの正しい使用方法
フロスは自分で手で巻き付けて糸巻き使うタイプと、ホルダータイプのものがあります。ホルダータイプのものだと、すべての歯に使いやすく、初心者の方やお子さんにもオススメです✨ただし、治療済みの歯の間に使用する場合は、そのまま上に引き抜くと詰めたところが取れてしまう恐れがあるため、歯の間に入れたら、横から引き抜くようにして使用するのが理想です。糸巻きタイプがオススメです!ホルダータイプのフロスを使う際は、上下にしか使用出来ないので、引っかかりがある場合は注意が必要です。
フロスは一気に力を入れて使用すると、歯肉を傷つけてしまいます!のこぎりのように左右に動かしながら少しずつ入れ込みましょう。そして、前後の歯に沿わせて、歯周ポケットの汚れを書き出すように使用します!
ホルダータイプは糸がちぎれるまで使用できます!歯ブラシと同じように、しっかり水洗して乾燥させましょう!

◎歯間ブラシの使い方
歯間ブラシにはフロスと違い、さまざま太さがあります!歯の間の隙間に合わせて使用しましょう!自分で大きさが分からない時は歯医者さんで歯間ブラシを合わせてもらいましょう!合わない大きさを使い続けると歯茎を傷つけて歯の間が広がったり、歯茎がちぎれてしまいます😫気をつけましょう!
歯間ブラシは使用する角度が重要です!!
上の歯であれば、ナナメ下へ。
下の歯であればナナメ上に使用します。
ただし、歯の並びによっては角度が異なるので、歯茎に刺さらないように挿入するというのがポイントです!☝
歯間ブラシも毛が開いてくるまで続けて使用できます。使用後はしっかり水洗して乾燥させましょう。

お口の中を見ていると歯磨きのやりすぎや、間違った歯磨きの仕方で歯茎を痛めてる方がよく見られます。せっかく歯磨きを頑張っているのにもったいないです!皆さんも歯医者にきて自分にあった正しい歯磨きの仕方を身につけましょう✨