食中毒に気をつけよう🍒

みなさんこんにちは🌼

管理栄養士・歯科助手の野田です😄

6月に入り、仙台は暖かい日々が続いてますね☀️
日の長さもだんだん長くなってきて、診療終わりの19時ぐらいに外の景色を見ると空が少し明るく、夏が近づいてるな〜と感じています。

6月といえば梅雨の時期です☔
仙台も10日から梅雨入りしました!
すでに梅雨明けがいつ頃になるのか気になるところです。

そして、6月は食中毒になりやすい季節でもあります!!
そこで今月は「食中毒に気をつけよう」というテーマで、書かせていただきたいと思います🐰

"食中毒"というと飲食店や給食施設で発生するイメージがありますよね!

最近でも、焼き鳥屋で鳥刺しなどを食べた数名が下痢や腹痛などの症状を訴えたり、焼肉屋で飲食した数名が発熱や下痢などを症状を訴えたりするニュースがありました。

しかしながら、食中毒は飲食店だけでなく、家庭での調理から発生することも多くあります。

ただ、家庭での発生では症状が軽かったり、発症する人が1人や2人の少人数であることから、風邪などと思われがちで、食中毒と気づかれず、重症化してしまうことがあります。

厚生労働省の統計によると、去年に食中毒が起こった件数は1,014件で、患者数は16,464人、そして死者は3人でした😳

この統計は、病院にかかり、お医者さんが食中毒だと診断し、保健所に報告があった人だけを数えたものです。

食中毒になっていても、病院かからなかったり、お医者さんが食中毒と診断しなかった人などは含まれていません。
そのため、実際にはこの統計よりも、たくさんの人が食中毒にかかっていると推測できます。

ところで、食中毒の原因には、細菌、ウイルス、自然毒、化学物質、寄生虫など様々あります。

この中でも特に多いのは"細菌とウイルス"です。
それぞれ流行しやすい時期が異なり、細菌は暖かい夏の時期、そしてウイルスは寒い冬の時期に多いです。

そのため6月は細菌の食中毒に気をつける必要があります⚠️

細菌の食中毒も様々な種類があるので、起こった件数が多いものだけ簡単に紹介していきます!

🥉第3位は、、、「ウェルシュ菌」
(原因)カレーやシチュー、スープなどの煮込み料理
(発症するまでの時間)6~18時間

🥈第2位は、、、「サルモネラ菌」
(原因)加熱が十分でない卵・肉・魚
(発症するまでの時間)6~48時間

🥇第1位は、、、「カンピロバクター」
(原因)加熱が十分でない肉(特に鶏肉)、井戸水・湧き水・生野菜
(発症するまでの時間)2~7日

みてみると、加熱が十分でない食材が原因になりやすいことがわかりますね!

また細菌によって発症するまでの時間が違うことがわかります!

腹痛や発熱など体調に異常を感じると、食べたばかりの食べ物が悪かったと思いがちですか、中にはカンピロバクターのように2~7日前の食事が影響していることも考えられるのです。

細菌はその他にもたくさん種類があるので、気になる方は調べてみてください!

では次に、家庭で気をつけて頂きたいことを紹介していきます🏠

*料理や食事の際など食品に触れる前に手を石けんでよく洗う(特に生の肉・魚・卵を触る前後はしっかり)

*低温保存の食品は、冷蔵庫にすぐ入れる

*野菜はよく冷水で洗う

*食材は中までしっかり火を通す(特に生の肉・魚・卵)

*残り物を食べる際は、なるべく早い日にちで食べ切るように心がけ、匂いや見た目で確認をし、しっかり再加熱する

そして、食中毒はよく噛むことで予防できるという言い伝えもあります!!

なぜかというと、よく噛むことで食べ物が細かくなり、胃の中に入った時に胃酸でよく消化されやすくなるからです!

胃酸は強酸性であるため、細菌を溶かしてやっつけてくれる働きがあります。

調理する時や食事をする時は、食中毒に気をつけ、健康な毎日を過ごしましょう🍳🍴