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口腔の健康的維持に効果的な3ステップケア

こんにちは、かさはら歯科医院歯科医師の平山です。

う蝕、歯周病、口臭をはじめとした口腔疾患を予防するためには、どれだけ効果的にプラークコントロールが出来るかがポイントになります。プロフェッショナルケアにより、歯周病ポケット内の嫌気性グラム陰性菌群の大半は除去できますが、3〜4カ月後には、また歯周ポケットの菌叢バランスが元に戻ってしまう傾向にあります。
定期的なプロフェッショナルケアと共に毎日行うセルフケア(ブラッシング、フロッシング、マウスウォッシング)の実施はプラークコントロールに効果的です。

今回は日常の効果的なセルフケアとして「歯間部清掃」と化学的プラークコントロールの「マウスウォッシング」のポイントをご紹介します。

・ 歯間部清掃のポイント

セルフケアの基本はブラッシングですが、ブラッシングだけでは、歯間部のプラーク(歯垢)の約6割程度しか除去出来ないと言われています。
歯間部清掃には主にデンタルフロスと歯間ブラシを用います。
糸状のデンタルフロスは、歯間の歯面と歯周ポケットを清掃する道具です。使用時に出血する場合は歯肉炎の可能性が高く、またフロスが途中で引っかかる、切れるなどの場合には、う蝕、歯石、修復物の不適合等が考えられます。
歯間ブラシは歯と歯の隙間を清掃する道具です。
隙間の広さには個人差があり、また口の中の部位によっても異なるので、きれいに清掃するためには各部位の歯間の空隙に合ったサイズを使い分ける必要があります。

 

・ マウスウォッシングのポイント

ブラッシング、フロッシングの後の仕上げに、殺菌力の高いマウスウォッシュを使用して、口腔全体の科学的プラークコントロールを行います。
口腔疾患の原因となる細菌の塊「バイオフィルム」は歯の表面だけに付着するのではなく、お口の中全体に存在しています。
口の中で占める歯の表面積の割合は25%で、その他の75%は、舌や咽頭などの粘膜で占められています。
そのため、歯に付いている細菌の塊「バイオフィルム」を除去するだけでは不十分で、舌や咽頭などの粘膜に付着する細菌も殺菌しなければなりません。
口腔内の各部位に付着するバイオフィルムは、歯面上が一番多く、バイオフィルム1mgあたり約10億個、また、歯の上だけでなく、口腔内の粘膜や舌の上、歯周ポケットにも約1億個の細菌が存在しています。
マウスウォッシュには、使い方の異なる「液体歯磨き剤」と「洗口液」の2種類のカテゴリーがあります。
液体歯磨き剤は、「適量を口に含み、ブラッシングする。」という使い方の製品で、必ずブラッシングする事が必要です。
一方、洗口液は「適量を口に含み、すすぐ。」という用法をもつ製品で、ブラッシングは伴いません。
また、内容成分で分類すると、一時的な口臭の予防を目的とした「化粧品」と、殺菌成分が配合された「医薬部外品」や「医薬品」のマウスウォッシュがあります。
いずれの製品も、毎食後のブラッシングに加えて、特に就寝前の使用が効果的です。

予防歯科を一層促進するためには、従来の歯磨き指導に加え、患者さんの口腔状態に基づいた歯間部清掃(歯間ブラシやデンタルフロス)や化学的プラークコントロール(薬用洗口液による科学的清掃)を取り入れた3ステップケア指導が重要です。
皆さんも是非3ステップケアを取り入れていただけたらと思います!

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