乳歯について

こんにちは!保育士兼歯科助手の古木です(^ω^)

最近は暖かい日も続き、春の訪れを感じさせられます。東京ではもう桜も咲いているようです。仙台はいつ頃咲くのかとても待ち通しいですね(*^ω^*)

さて今回は、乳歯について書いていきたいと思います。
大人に歯の定期検診があるように、子どもも歯の定期検診があるのはご存知だと思います。当院では大人が半年に1回なのに対して子どもは基本3ヶ月に1回定期検診を行っているのですが、なぜそこまで短いスパンでの定期検診が必要なのでしょうか。それは、乳歯は一度虫歯になると進行がとても早いので早期発見が重要だからです。ですので乳歯の特徴を紹介しようと思います。

➀乳歯の虫歯は歯と歯の間にできやすい
乳歯は基本すきっ歯でしっかり清掃できている状態であれば、汚れが溜まることはあまりありません。しかし、子どもの中には歯と歯の間が接近している子もいます。そうすると、歯ブラシだけではどうしても汚れを落としきれません。なので、フロスなどを使って汚れを落とすことをオススメしています。
➁乳歯の虫歯は白くなるなることが多い
乳歯の初期の虫歯は白いことが多く、お母さんが気づかないこともあります。ですので、仕上げ歯磨きの時によく観察したり、何か異変を感じたらすぐに診てもらうことが大切です。
➂痛みに気づきにくいことが多い
子どもはまだ痛覚がそれほど発達していないので、子ども自身が虫歯に気づかないこともあります。歯茎が腫れたり、炎症を起こしてから初めて気付くこともあります。また、その時は痛くても少し経てば痛みが引く場合もあり、一時的なものだと考えてしまい、虫歯を見落としてしまいがちです。
➃乳歯はエナメル質が薄い
乳歯は永久歯に比べてエナメル質の厚さが半分だと言われています。虫歯がエナメル質で留まっているのであれば、再石灰化の作用で進行しないことも考えられますが、象牙質までいってしまうと、一気に穴が空いてしまいます。
➄乳歯の虫歯はすぐに神経に達する
乳歯はエナメル質や象牙質の厚さが薄いのに対して、神経が大きくできています。神経が大きくできているのは、永久歯と乳歯の交換をスムーズのするためです。ですので一度虫歯になってしまうと神経までに達するスピードがとても早くなってしまいます。

みなさん少しは乳歯の特徴についてご理解いただけたでしょうか。こうして見ていくと子どもの定期検診もとても大切だということがよくわかりますね!優しい衛生士が待っていますので、気軽にお声がけ下さい(^ω^)