親知らずについて🗿

みなさん、こんにちは!
歯科助手の小山と申します。

最近は患者さんでもこの春、卒業入学されるかた、地元を離れる方が多く、その方のお話伺うと、もうそんな季節なのだな~と感じます。
あたたかい日も増えてきましたし、当院でもニューフェイスがぞくぞくと増えています!

さて、そんな今日は
親知らずについてお話をしたいと思います!

皆さんは親知らずは生えていますか?
親知らずとは、前歯から奥に数えて8番目に生えてくる歯のことをさします。
永久歯のほとんどが15さい前後で生えてくるなかで
10代後半、20代前半の親が知らない間に生えてくることが、名前の由来だとも言われています。

親知らず?自分は生えていない気がするなぁ、?
生えてきそうだけど、ずっとでてこないぞ?
という方はいませんか?それは、、

親知らずは上下左右で1本ずつで計4本生えますが
人によって元々ない方や、3本しかないなど様々です。
また、親知らずの生えてくるスペースが十分になかったり、生えてくる方向が普通と異なるために、
生えてきても、半分埋まった状態になっていたり、横に生えてきたりするのです。

★親知らずのトラブル編

親知らず=抜く
というイメージはありませんか?
もちろん、抜かなくていい親知らずもあります
しかし、なぜこのようなイメージがつくようになったのか、それは親知らずが招く厄介なトラブルにありました。

まず、さきほどいったように親知らずは一番奥に生えてくるのに横に生えてきたりするのでとても、歯を磨くのが難しいのです、困った、、

そのために
汚れや細菌がたまってしまい、歯茎の腫れや痛みにつながります。抗生剤や汚れを除去して腫れや痛みを落ち着かせますが、汚れや細菌がまたたまって腫れや痛みを繰り返す可能性もあります。

また、
横に生えてきたりすると前の歯との間に隙間ができます。その隙間に汚れや細菌がたまることで前の歯が虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。

頬を噛んでしまう
ということもかんがえらます。親知らずが生えてくる過程で噛み合わせがかわってしまい、頬を毎回噛んでしまい口内炎などにつながります。

歯並びが変わる
ということも考えられます。
真っ直ぐに生えてこない親知らずに手前の歯がおされて歯並びがかわることがあります。

このようなトラブルの原因になるため
親知らずを抜歯するケースが多いんですね。

★親知らずを抜歯する際
下の歯だと近くに下歯槽神経という、太い神経が通っており歯を抜いた際にその神経が圧迫されたり傷ついてしまうと、顎や舌に麻痺が残る可能性があります。麻痺が治るのに数日から数年というケースもあります。
上の歯だと近くに上顎洞という鼻腔などとつながっている空洞があります。抜いた際に穴があいてしまったり、傷つけられると副鼻炎などにつながる可能性もあり、
患者さんの安全のためにも総合病院へ紹介する場合があります。

わたしも最近、親知らずが生えてきました!
しかも同僚に早くも、あれ?なんか歯並び変わった?と言われ、あ、早く歯医者行こうと思いました。。

皆さんも、親知らずなどでお困りのことがあれば
一度歯科医院を受診してみましょう。